東日本大震災スタディーツアー「糸」

僕がこの「糸」に出会ったのは

2012年2月かな

避難所が解消され仮設住宅にみんなが移り

何が出来るんだろうか？

そんな思いで　仮設住宅を見つけては

飛び込んで話を聞いて

ほとんどが経験のない僕を軽くあしらい

落ち込んでた夕方

忘れもしない　恐る恐る入ったその仮設で

出会ったのは　この

「糸」

当時「こころ・さをり」と言う団体だった

障がい者支援施設。

そこで僕は初めて震災のあまり表に出ない面

障がい者被災の現実を知る。

以来僕は仮設での応援活動はグループで

障がい者支援は個人的に続けてきていた。

震災は健常者・障がい者分け隔てなく

襲いかかり

復興は　健常者・障がい者　分け隔て進んでいった。

こころ・さをりは

「さをり織」と言う織物を作り

販売し　彼ら彼女らの生活を支えてきた。

僕もその商品を買い込み　オーブで販売して

その売り上げ全部を還元したり

イベントやクラウドファンディングした時も

販売やリターンに使わせてもらって来た。

仮設のこころ・さをりは

やがて仮設を出なくてはならなくなり

資金不足であったんだけど

リーダーの熊井さんはじめ

皆さんで「借金」背負って

自力再建を果たして

こんな素敵な施設が生まれました。

ここは石巻でも僕にとって

特別に大切な場所

ここの子達と一緒にいる時間は

僕には言葉では表せない素敵な時間

そこには障がいがあるとか支援とか

そんなカッコいいとか　

もっともらしい話でなく　

単純にここにいることが

楽しくて面白くて

心が柔らかくなれる。

去年は　初めてのみんなでの機織り体験

僕らが生徒で　施設の子達が先生

織り方を教えてもらったお礼に

音楽のライブを

で

今年もってか

震災ツーリズムには欠かせない存在の

織音にて

今年も機織り体験！！

今回の先生は

ツンデレ先生　愛ちゃん。

愛ちゃん先生は厳しいよ～

でもね　色に迷う生徒がいたら

即断即決で色をアドバイスしてくれるの

それでみんな編むんだけど・・

小島さん（アーティスト）も

納得する色選びなのも凄いけど

安田さんも愛葉さんも眞由美さんも

愛ちゃん先生の選んだ色の糸で織っていくと

その布は

「まさにその人」そのものになるの。

似合うというより

馴染む。。

あたかも元から持って

愛用していたかの如く。。

で

何処の世界にもそれに逆らう

メンドクサイ奴がいて（俺）

愛ちゃん先生のアドバイスは

絶対受けない！！

俺は俺を織るんだ！と意地になる！！

織りなす布は。。

・・・色変えてるんだけどな～

分からない(;^ω^)

出来上がったのは

こんな感じ

(≧▽≦)

皆で愛ちゃん先生を囲んで

絶対笑わない(笑)

最後までツンデレを貫くブレない愛ちゃん(笑)

見知らぬ街の

見知らぬ子らが丁寧に「生きるため」

糸に全てを託していた。

そこに起きた大地震・・

見知らぬ街の

見知らぬ僕が現れ「支えたい」と

その糸に結ばれて

どちらが縦とか横とかない

ただ　織りなしてきた7年間

その「布」はこうして

見知らぬ人の心をあたためてきた

か細く　手で引きちぎれるほど繊細な

糸

でも僕はこの糸を守りたい。

笑顔を守りたい

単純に素直にただただ

側にいたい。

よく言うんだけど

震災があったから僕ら繋がれた。。

でもそれを肯定したくない

すればあのクソみたいな出来事を

感謝しなくちゃならないから・・

じゃぁ何て言えばいいのか？？

分からないけど。。

出会いという必然の中

縦の糸はアナタ

横の糸は私

織りなす布で

誰かをあたため

傷をかばいたい

僕の糸は石巻に繋がっている。

そしてこれからも

布を織りなしていく

一緒に織りません？

あたたかい布を。

ってなわけで    

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。      

今日も　良い一日をお互いに！！

ではでは！！

 

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