絶対的な悲しみと絶望の中
それでも人は再生していく
それは湧き上がる自分の力以上の
何かそれを越えた見えない
でもきっとある大いなる意思
物理学や何かの法則では測れない
見えないチカラ。。
必ずあるそのチカラを
奇跡と呼ぶんだと思う。
そんな震災の中に咲いたお話を。。
震災で生徒74人教職員10人が
犠牲になった
僕ももう数えきれないくらい
訪れさせていただいてる
石巻市立大川小学校
東日本大震災の大津波で
全校児童108人のうち
74人が死亡・行方不明になった
学校管理下での
最大の被害を出した。
大川小のこの事故に関して
自分なりに関心をもって
関わらせていただいて
現地に行ったり
ご遺族の方にお話を聞いたりした中で
自分なりにまとめた記事。
↓ クリック
そして この災害に向き合った
原告団の弁護士お二人の向かいの記録
大川小の災害についてよくわかると思います
絶対にお時間お取りいただいてご覧ください
・・・クリック
全12の記事。
長いけど・・・・
読んでいただけると
何があって
どうなって
どこに問題や
疑念の本質があるか
少しはご理解いただけるかと・・・
2015年
小さな命の意味を考える会の代表の佐藤さんのお宅に
お邪魔させていただいた時、
おばあちゃんから 漬物いただいたり
お茶いただいたりしている時に
6人のひまわりの奇跡 の
お話を聞きました。
佐藤さんのお住いの地区は
大川小に通う
佐藤さんのお嬢さんはじめ地区の子供
確か8人中 6人の子供が犠牲になりました。
お住いの地区は
大きな津波の被害はなかったものの
佐藤さん宅の裏手にある小さな川
その土手にも海水は侵入し
潮水につかり 何も育たない場所に
しばらくはなると思っていました。
その場所に春の過ぎたある日
芽が吹きました。
それは「ひまわり」でした。
すくすく育ち
夏に太陽を浴び
胸を張り
歌うように
初盆の前に
真っ黄色な花を咲かせました。
見れば 形や大きさが
それぞれに違う。
そう・・・6人の子どもが犠牲になった地区で
6種類のひまわりが
咲いたのです。
「この花は丸っこくて〇〇君に似ている」
「花びらが細くて 可愛いのがうちの孫」
お子さんを失ったご家族は
その6種類のひまわりを
誰 重なることt無くそれぞれに
自然に「自分の子供・孫」と選び合いました。
佐藤さんのお子さんは6人の中での最年長。
卒業式ではピアノを弾く予定でした。
その佐藤さんのお子さんが
佐藤さんの裏手の土手に
みんなを連れて帰ってきてくれたんだと
感じたそうです。
不思議なことに
ひまわりは 同じ場所に種が落ちても
自然には咲きません。
咲いたひまわりから それぞれの方々が
種を持ち帰り 植えなければ
芽は吹かないそうです。
人は悲しみから
いろいろな力で再生していくんだと思う
そばにいてくれる人
厳しくも美しい自然
流れる時間
そして 目には見えなくても
そばにいなくなっても
でも、感じる「想い」「魂」「存在」・・
それが紡ぐ祈りと再生への奇跡・・
大川小学校は
震災遺構としての保存のあり方
今までの経緯、
必ずしもご遺族のに行政が向き合って
対応してきたとは言えない。
不思議と 行政は
大川小を震災関連の冊子や
様々な物から除外してる・・
不思議なくらい あからさまに・・
僕は思う・・
子供たちが願うのは
大川小が
怒りや
悲しみの
証拠の場所に
なることじゃないと思う。
楽しかった思い出
嬉しかった出来事
それがたくさん詰まった
大切な場所
そこを
そこに
どう向き合うべきか・・
「ひまわり」のように 丸く
いつか みんなが
直線の対立でなく
丸く円卓を囲むように
大川小学校の子供たちに
向き合う日が来るといいな。
それを多分 子供たちが
一番望んでいると思う。
別日に
このひまわりを観に行かせていただいた時
佐藤さんのおばぁちゃんが
「不思議とね 全部花は
大川小の方を向いて咲くんだよ」
そう言いました。
見ると確かに。。。
そんな奇跡って信じますか?
僕は信じてます。
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