小さな命の意味を考える会の代表の佐藤さんのお宅に
お邪魔させていただいた時、
おばあちゃんから 漬物いただいたり
お茶いただいたりしている時に
この
6人のひまわりの奇跡 の
お話を聞きました。
佐藤さんのお住いの地区は
大川小に通う
佐藤さんのお嬢さんはじめ地区の子供
確か8人中 6人の子供が犠牲になりました。
お住いの地区は
大きな津波の被害はなかったものの
佐藤さん宅の裏手にある小さな川
その土手にも海水は侵入し
潮水につかり 何も育たない場所に
しばらくはなると思っていました。
その場所に春の過ぎたある日
芽が吹きました。
それは「ひまわり」でした。
それはすくすく育ち
夏に太陽を浴び
胸を張り
歌うように
初盆の前に
真っ黄色な花を咲かせました。
見れば 形や大きさが
それぞれに違う。
そう・・・
6種類のひまわりが
咲いたのです。
「この花は丸っこくて〇〇君に似ている」
「花びらが細くて 可愛いのがうちの孫」
お子さんを失ったご家族は
その6種類のひまわりを
誰 重なることt無くそれぞれに
自然に「自分の子供・孫」と選び合いました。
佐藤さんのお子さんは6人の中での最年長。
卒業式ではピアノを弾く予定でした。
その佐藤さんのお子さんが
佐藤さんの裏手の土手に
みんなを連れて帰ってきてくれたんだと
感じたそうです。
不思議なことに
ひまわりは 同じ場所に種が落ちても
自然には咲きません。
咲いたひまわりから それぞれの方々が
種を持ち帰り 植えなければ
芽は吹かないそうです。
人は悲しみから
いろいろな力で再生していくんだと思う
そばにいてくれる人
厳しくも美しい自然
流れる時間
そして 目には見えなくても
そばにいなくなっても
でも、感じる「想い」「魂」「存在」・・
それが紡ぐ祈りと再生への奇跡・・
小さな 優しい奇跡
「ひまわり」のように
いつか みんなが
直線の対立でなく
丸く円卓を囲むように
大川小学校の子供たちに
向き合う日が来るといいな。
それを多分 子供たちが
一番望んでいると思う。
今年も向日葵が咲いたようです
この向日葵はどこの向日葵かと言うと
東日本大震災の被災地 石巻市の
大川小学校の学区 福地地区
僕も二度とほどお邪魔させていただき
佐藤さんのおばあちゃんから このお話をお聞きしました。
このお話が下敷きになり 生まれた歌が
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季節はめぐり
流れていく想いと とどまる想い
変わりゆくもの 変わらぬもの
その両方を誰もが いろんな形で抱え
日々を生きて また夏が来た
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