僕が床屋になったワケ

 

 

高校の時

 

担任にもなった事ない

 

ビビンバって僕が呼んでた

 

生物のセンセイが

 

何故か僕にご執心で何かと言えば

 

僕に絡んで来て

 

選択科目や進路を勝手に指導して来てた

 

 

ビビンバはトンボの研究をしてて

 

僕の家の側でフィールドワークしてて

 

手伝いに来いってよく言われ

 

当時　バイクはご法度だった時代に

 

僕は根が素直なので

 

そのフィールドワークの手伝いに

 

バイクで乗り付けて

 

その他の真面目な子達が軽く引いてたけど

 

ビビンバは何故かそこは何も言わず

 

それを黙認してくれてた。

 

 

ビビンバはやがて僕に

 

大学に行く事

 

理系に進むことをしきりに勧め

 

三年の選択科目もビビンバが勝手に選んで

 

僕は根が素直で　ヒネクレてるので

 

文系クラスで理系の選択科目をとるという

 

あんまない授業形態をさせてもらってた

 

 

とは言え　数学なんていまだに

 

分数も小数点もわからない

 

計算できないのに

 

ビビンバは

 

「お前は理系なんだ」

 

そう念仏のように言い続けた

 

 

 

 

そう、文系を選んだのは本が好きってのと

 

なにより理系より授業数が少ないから

 

早く帰れたってだけね

 

 

 

で

 

ビビンバは大学をいくつかチョイスして

 

僕に勧めてきた

 

「推薦入学できるから」

 

ビビンバがそう言うから

 

 

 

「そうか　推薦か～楽じゃん

　大学も良いかな～」

 

 

で

 

「推薦」入学で大学に行く気で

 

その３年の夏休みは

 

アソビまくってた

 

だって

 

「推薦」

 

ビビンバが

 

「推薦」するんだから

 

推薦その意味・・

 

 

 

 

でも

 

勧めるにはこういう意味があったことを

 

高校生が知る由もない・・

 

 

 

 

勧める

 

人がその事を行うように誘いかけるのこと

 

 

そう

 

ビビンバが僕を他人＝大学　に

 

 

勧める・・

 

誘いかける事なんだよね

 

 

 

 

僕の考えでは

 

推薦入学とは

 

学校が

 

「あぁ～この生徒は貴校にとってふさわしく

　有益で素晴らしい生徒になる事、請け合いです

　だから入れてあげて」

 

そう言うものと思い

 

全ての手続きは

 

学校側がやってくれるモノと

 

信じてた。

 

だって

 

 

 

 

 

 

推薦入学って

 

全部先生がやってくれると思ってた・・・

 

 

ので

 

な～～～～～～～～～～

 

～～～～～～～～～～～んも

 

しないで　夏休が過ぎ

 

二学期も過ぎようとしたある日

 

廊下でビビンバが

 

「小俣　手続きやったか？

　まぁお前じゃ試験は大丈夫だから」

 

そう意味の分からないコト

 

言ってきやがったので

 

「え？ビビンバが全部やるんだろ？

　ビビンバが推薦するって言うから

　俺はそれに乗っただけだから」

 

「え？お前何言ってんだ？」」

 

「は？？え？？ビビンバが全部やんだろ？」

 

「馬鹿お前がやるんだよ」

 

「なんでだよ！ビビンバが『推薦』すんだろ？」

 

「そーじゃない！えっ？お前推薦入学って

　意味分かってる？」

 

 

「アンタが大学に俺を推薦すんだろ？」

 

 

「え？で？？？」

 

 

「え？だからアンタが全部やんだろ！？」

 

「馬鹿！！お前がやんだよ！」

 

「知らねーよ！アンタが推薦だって

　言うから　アンタの仕事だろ！」

 

「お前・・・・（絶句してたな～(笑)）」

 

 

調べたらもう応募っての？？

 

期限はとっくに過ぎてて

 

ビビンバと罵りあいを職員室でしたな～

 

 

 

そこからビビンバは

 

二度と僕に話しかけなくなった(笑)

 

 

 

で

 

大学いけないので

 

理容学校に行ったのが

 

僕の今の起源です。

 

 

 

そんな床屋人生の始まりでも

 

僕はシアワセです。

 

 

 

ってなわけで    

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。      

 

今日も　良い一日をお互いに！！

 

  

 

 

ではでは！！

 

 

 

 

 

 

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