アナタの髪のダメージの原因は？

髪がジリジリとした感じの

こういう髪の方の中には

「私の癖毛　ジリジリしてて

　どうにもならないの・・・

　縮毛矯正かけないといけないし

　かけても　どんどんジリジリしてくるし・・」

そうおっしゃる方が時々います。

本日のゲスト・深澤さんも

そのお一人でした。

（初ご来店時の写真）

初ご来店時のブログには、こうあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

深澤さんの髪質は

過去のカラー履歴などをお聞きしてもだし

基本的髪質からしても

非常にデリケート(ﾟДﾟ;)

正直　いろんな意味で

判断が難しい　

難解なパズルのような髪質

おそらく　

前回の方が

レザーカットでロングストローク

（髪をカミソリで削ぐように切る技法で

　傷みが出てしまいやすい　切り方で）

切ってたため　毛先の髪質の質感の低下

そこから来てる

ダメージ　＋　カラーダメージ

複合ダメージの状態だけど

深澤さんの希望は

「伸ばしていく」

つまり　ダメージ部分を切り取ることは

最小限にしなくてはいけない

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

深澤さんは

ご自身の髪質で　癖の関係で

ジリつきや　パサつき

扱いにくさ・・

そうなっていると思っていました。

が

上記の赤字にあるように　

僕には「カット」による

ダメージに感じられたんですね。

ダメージというと

皆さんはパーマやカラー

縮毛矯正といった

「薬剤」や「熱」が

原因って思うかもしれないけど

実は「カット」もダメージを生みます。

• ヘアカラー(ブリーチ)、パーマのダメージ
  化学的なダメージ、パーマ剤やブリーチ剤のアルカリ剤、還元剤の成分でキューティクルがはがれ、毛髪内部の栄養分が流出してしまいます。
• .
• アイロン(熱)、ドライヤー、ブローによるダメージ
  熱でタンパクが変性してしまうダメージ。生卵を熱すると固まるように、キューティクルやコルテックスが固まってしまいます。
• .
• カットによるダメージ
  物理的なダメージ。カットした髪の断面は内部がむき出しになるので、間充物質が流出しやすく、パサつきの原因になります。

上記の　レザーによるロングストローク・・

これを　切れ味の悪いレザーでやることで

切断面が荒れて

ロングストローク・・

これは例えれば

「ゴボウのささがき」

切断面が荒れた状態で

ささがき状態になると

「切断面の表面積」が大きくなり

髪のたんぱく質の流出や

毛先が細くなりすぎ絡みやすくなり

引っ掛かりが生まれ、それによる

ブラシや指通りの悪さから

引っ張られたりすることで・・・

そう、

想像してください、髪の毛を１本

両方に引っ張り　片方をパって離すと

髪が縮れますよね？

それを何度も何度も繰り返すと

髪は

こうなるの　想像できますよね？？

そう、カットの仕方

それによる質感の低下→扱いにくさ

それがダメージを生む要因にもなるんです。

だから

深澤さんの髪も

深澤さんがおっしゃる　思ってる「髪質」

ではなく

確かに癖毛ではあるんだけど

もっと本来は綺麗な髪ではないか？

僕はそう考え　６月からかな？

少しずつととのえながら

切りながら、伸ばしてきました。

で

今回も毛際の調整と

サイドのボリューム調整

カラーは

ハイライトの位置が伸びてしまったんで

ハイライトを入れ直し

根元の大人の白い髪を

白髪染めのお薬を使わず

濁らせないで　しっかりそれでも染めて

毛先の色が抜けて黄色系になってる部分

黄色系に傾くと「パサつき」を

感じて　傷みの印象を与えるし

ツヤ感もなくなるので

グレイッシュな　少しパープルを入れた

秋カラー使用にした

今回の仕上がりが・・・

ずん！！

ずずん！！

ズバゴン！！

まだ左側の毛先には

若干のジリついた毛先が残るものの

ドライヤーで乾かしただけで

それも雑に乾かしただけで

こんな仕上がりに！

初来店時と比べると・・

うん　イイ感じに伸びてきて

髪の癖も荒れた感じも

良くなってきてます！

「乾かすだけでこうなるんだもんね～

　ケンさんのカットは不思議なくらい

　長持ちして　崩れないのよ～」

ん～～　最高のお褒めの言葉！！

「もっと伸ばそうかとも思ったけど

　これはこれでイイ感じね。

　これでもいいかな～」

伸ばしていく中で

あっこれいいかも！って思ったなら

しばらくは、このスタイルで

で　飽きたら　伸ばしてくか

切っちゃうか決めればいいと思いますよ

キメキメに考えなくてもいいです(≧▽≦)

カットでの質感低下は

結構厄介・・

影響も長引きます。

傷んだ髪は究極切るしかないし

トリートメントしても

何をしても　実は治ることはない。

薬剤は使わなくちゃ出来ないことがるけど

ダメージは必ずするけど

カットは　僕らの意識で　練習で

向き合い方で、回避出来得る部分がある。

アナタの髪の「ダメージ」

アナタが思うアナタの髪質

それって　本当の姿？

ダメージって単純じゃないんです！