「弁」～わきまえる～

人生において大切な要素って

いくつかあるけど

「楽しい」「自由」って

最重要な事の一つな気がするの

ただその「楽しい」「自由」って

野放図に好き勝手って意味じゃない

ルールとモラルの線引き・抜き差し

型を知る事も大切なんだよね。

本日のゲストは

ご紹介＆ブログを「ある人」から

強制的にメールされ読まされてきてた(笑)

美子さん

あっ　「ある人」が

写真に見切れてる(笑)

そう　「ある人」とは

義兄弟のこの人

なんでも　この人・ゆきりんと

美子さんは茶道教室で出会い

なんか意気投合して

「ゆきりん着物」に共感して

着物を楽しむ！って世界に引きずり込まれ(笑)

僕のブログも読め！と強制読者にしてたらしい💦

で

ゆきりんはしきりにオーブにいく事を

勧めてくれてたらしいけど

車で走れば美子さんちまでオーブから

１５分かからないくらいでも

車無い美子さん💦

そ～なるとまぁ～大回りして

乗り換えてこないと来れないので

躊躇してたけど

意を決して来てくれました。

いままで　美子さんはいろんな髪に

想いがあってもそれを伝えようとも

なかなか伝わったり

理解してくれたり　叶えてくれる店に

巡り合えなかった。。らしい

で

僕は歩いてくる姿を見た時

いつものようにパッと

いくつかの髪型が浮かんだけど

先ずは話を聞こうと

美子さんの想いを聞く

すると「伸ばしていきたい」

けど　毎回変に切られて

どうとも伸ばしていけない・・

との事。

なるほど・・伸ばしてくね～

で　すぐにスタイルはいくつか

イメージ出来たんだけど

最後に僕は聞きました

「楽しみたいですか？髪」

「はい！！お任せします」

食い気味の答え(笑)

即決で髪を楽しみたいとのことで

も～イメージは出来て

そこからはゆきりん交え

お喋りしながらチョキチョキ切ってく

ゆきりんは自由にアクセ選んだり

店内ウロウロしたり　

なんか一人で食べたり(笑)

話に入って３人で話したり

自由に過ごす

時々

横からカット観ながら楽しそうにして

変っていく美子さんに

「わ～！！いいよ～！」

とか

「ほ～そうなるんだ～」

とか

美子さんもワクワクしながら

「こんな風になるなんて！」

とか

「や～こういうの初めて！」とか

「凄く嬉しい！」

とにかくワクワク楽しそうに

切られてく髪を見てくれて

僕も楽しく・・っては行かず

なかなかの生え癖と骨格💦

そりゃ今までの理美容師さんも

良いヘアスタイル切れなかったわけだ💦

でも

「こんなに引っ張られないで切られた

　経験ない！」

ってくらい生え癖に逆らわず

どう髪が動きたいか髪と会話しながら

切りすすめ

例によって仕上げは

ブンブン雑に乾かして

「これなら自分で出来る！」って

言っていただけて（マジに雑に乾かすから）

美子さんがこれから

髪を伸ばしてくためにまず

最初のステップになる髪型

「楽しむみながら伸ばしてく髪」の

誕生は　こう！

ずん！！

美子さんも、お着物でした～

半襟はヒョウ柄　帯留めはベルトの転用！

ゆきりん着物的着こなしで

ずずん！！

左右非対称の

アシンメトリーなのだ！！

ズバ。。

ゴ・・

ン！！

よく考えたら「着物の絵柄」

「デザイン」ってアシンメトリーに

図柄描かれてるでしょ？

色彩も素晴らしく多様な色使いなんて

普通にある。

だからどうしても

「着物」＝「伝統」＝「ちゃんとした」

　＝遊び感ないヘアスタイル的発想に

なりがちだけど　遊んだほうが

ニュアンスは合うはずだし

髪を結いあげるのも結構アシンメトリーでしょ？

だからこういう遊び感は全然ありというか

むしろ馴染む気がするのね

髪を切ってる最中も

楽しいお喋りしてても

ゆきりんがいるって事は

と～ぜん

「Ｃａｆｅ　ｏｒｂ」に(笑)

パクリ★

この頃には美子さんも

こうやって床屋で髪切った後に

お菓子広げて　コーヒー飲んで

お喋りタイムなんて多分

今までして来たことない

普通の床屋じゃない状況に馴染んでる(笑)

かく言う僕も

床屋さんという「型」にハマって

仕事してきた僕

お客さんと仲良くなって

店でお酒飲んだりご飯食べたり

するなんてご法度って思ってたけど

今はもう何でもござれ！

床屋としての「型」をしって

そして「型」を壊すと言うか

それを越える「自由」を手に出来たんだよね

そこを越えた時　髪を切ることに

「自由」を手に入れ

断然自分も楽しくゲストにも

楽しんで喜んでもらえることが増えた

美子さんが今までどうして

伸ばしたいのにそう言うヘアスタイルに

切ってもらえなかったか？

僕が思うにその理美容師さんたちは

自分たちの切り方の「型」を

単純　疑いもなく　

考えずにしていて

自分の切り方に

目の前の人を見ないで

その人を自分の型に

はめ込んでいたから

でも僕は今　「切り方」ではなく

「考え方」を重視してる

なにを考えてるかって言えば

どうしたら目の前のこの人に

喜んでもらえるのだろうか？

この一点

その喜びに　何をどうしたらいいのか？

で

その為に必要な切り方や進み方を

考え　それを総動員して向き合う・・

するとそこには

僕も楽しく自由になれ

目の前の人にも喜んでもらえる状況が

生まれてきた。

ゆきりんの着物も

最近ではもう「着物」＝「着る物」

だからワクワクして「楽しく」

その為に「自由」に　なるために

着ているだけ

それでも彼女はちゃんとも着れる。

美子さんも少しずつ凝り固まった「型」を

変えつつあるそうで

別に壊さなくてもイイと思う

どこか型を壊すってカッコいい！

的なのも「型」の一つの類型とも言えるしね

僕は思う

行き来できるのが一番いいって

楽しむために　片方をぶっ壊すのでなく

両極のモノや何かの壁に

「扉」を付けておく

鍵は付けない

一応セパレートはしておく

でも　その気になれば扉を行き来したり

あけっぱなしにしたり出来る

「弁」って漢字

これって「わきまえる」って読むの

心臓の弁とか　弁て

隣あう双方を隔てる「扉」じゃない？

で　それを「わきまえる」って読むのは

凄く意味深くて

お互いの領分をちゃんと隔てて

でもそこには行き来がある

その行き来には「わきまえ」が大切で

双方に「不快や不具合」が無いように

最低限は守るべきものがある・・

わきまえるって英語では

Understand

「理解する」なんだよね。

双方には意味があり

どちらかがあるから

片方の意味の深さに気づけたり

意味のなさに気づけたり

それが自由で

双方を理解することで

人生を豊かにして楽しいものに

してくれる気がする

なんかゆきりんと僕の

初のコラボ・プロデュース的なのかな？

着物を「楽しむ」

髪を「楽しむ」

そこから美子さんの心に

「自由に楽しむ」が生まれたなら

凄く嬉しいかも！

来月はこの３人で

お雛祭りイベントをします！

もう満員なのかな？？

お店　お客さんという型をこえて

自由に楽しめるってイイね！！