髪が紡ぐ物語〜ヘアドネーション〜悲しみを少しだけ喜びに変えて

お姉さんの自覚ってのは

やっぱりある訳で

昨日のブログの続き

双子でヘアドネーションしてくれる

ユーナちゃんとルナちゃん

昨日はルナちゃんのこと書いたけど

今日はお姉ちゃんユーナちゃん

またすでに結んだ状態でビフォア(;^ω^)

お母さんは「同じスタイルで」って

オーダーだったけど

「お母さん　ルナちゃんと一緒って言うけど

　ユーナちゃん的にはどう？？」

５歳児だろうが

ちゃんと注文は

意思は確認します！

「ん～」

「同じで良い？違う方がいい？」

「違う方がいい」

「ＯＫ！」

どことなく（いや同い年だけど）

お姉さんらしく大人な感じをさせる

ユーナちゃん

なんせ会話は

チョイチョイ僕に上から目線(笑)

そーゆー子　キライじゃない(≧▽≦)

その空気感を取り入れて

軽く結び直して

記念すべき第一刀をお母さんに

また任せようとルナちゃんがカメラを

構える。

お母さんが「チョキ・・」

ってやる瞬間

ルナちゃん

「お花を撮りた～～い」と

店内の花にカメラ向け

切る瞬間撮ってないでやんの(笑)

で

僕が僕のカメラで撮って

さすが妹は自由だ(笑)

で

そこからユーナちゃんの髪を

チョキチョキ切って

その間落ちた髪はルナちゃんが

お掃除してくれて

バ～～って乾かして

軽くワックスもみ込んで

出来たのが

ずん！！

ユーナちゃんもジッとせず

ドンドン　好きなポーズ取る(笑)

ずずん！！

もうブレブレでもいいや(;^ω^)

ズバゴン！！

お母さんが子どもたちに

ヘアドネーションを勧めたのは

お知り合いを癌で亡くされ

その時に「ヘアドネーション」

というものを知ったからだそうで

ヘアドネーションというボランティアは

病気や事故などで髪をなくした

１８歳までの子どもたちのために

最低３１ｃｍの髪を切り寄付し

無償で人毛１００％のカツラをプレゼントする

ボランティア。

「この髪使うの～？？？」

二人が僕に投げかけた質問に

僕は

「そうだよ

　この髪でカツラを作るの

　そのカツラはね　事故とか病気で髪が

　なくなっちゃった子にプレゼントする

　材料になるんだよ」

二人とも「カツラ」ってワードに

大笑いしてたけどね。

子どもにとって「カツラ」って

笑いになるワードだよね。

きっとこの行為が

何であり　どうであるなんて

二人はまだ分かりきれてないのかも

しれないけど

でもまず第一義には

いつも言う

会う事のないどっかのガキのことなんかより

目の前の人の笑顔を紡ぐため

俺はハサミ握ってるんだよね。

お母さんがヘアドネーションを

知ったキッカケは「悲しみ」

でも　この日

その悲しみを「喜び」や「楽しさ」に

少しでも変換できたのなら

僕は凄く嬉しいし

いつか　ユーナちゃんルナちゃんが

この事を何かで覚えてて

思い出してくれ　

もしかして学校にあがった時

そんな風に「人と違う」

容姿　髪　状態・・

そんな人に出会った時　この時の経験が

ほんの少しの優しさを紡いでくれたなら

この日のドネーションは大成功って

言えるのかな。

僕らは髪で未来さえ変える気概を

もっていたいね