「価値」って何だろうね?
大昔アメリカ大陸を発見したコロンブスは
何も新大陸を探してたわけじゃなく
調味料の「コショウ」を探して
大海原の命がけの冒険の旅に出た。
なぜならその当時コショウは黄金と匹敵する
「価値」があったから。
ちなみに僕は餃子にはお酢にふんだんに
黒コショウを入れまくり食べます
時が時なら贅沢の極みなんでしょうね・・
ど~も
趣味はダイエット
特技はリバウンド
ダイエットに
希望を詰め込んだつもりでいたら
間違えて脂肪が詰まった
神奈川は相模原市は緑区って言う
もともと津久井郡だった片田舎で
orb hair museumって理美容室やっている、
お酒と音楽をこよなく愛するケンです!!
そうだ!
今のフィリッピンの漁師が使ってた「漁具のツボ」
安土桃山時代 千利休が「名品じゃ」と言えば
100両の値が付いた。。。。
亭主の利休が、茶碗のつぎに、
蛸壺を持ってあらわれた。
それを見て、秀吉が眉をひそめた。
「たこつぼとは、また・・・・・」
無理もない。漁師が海でつかう蛸壺を、
利休はそのまま水の翻として持ちだしたのだ。
赤茶色の素焼きの壺には、白いふじつぼがついている。
・・・利休にたずねよ より。
漁具だから無価値とは言わないが
天下人の茶席に用いてその趣向の深さを
表せるのはタコツボの「価値」ではなく
用いた「利休の価値」。。
みたいに 「価値」とは
「時代」や「誰か」
その時々移ろいゆく中で
ひっくり返るほど変わるもの。
諸行無常のこれ極みなり。
そしてその価値を補完したり強めるために
付加するものを付加価値とも言う。
どこか「おまけ」「添え物」的
本質の価値の外側を補うもの?みたいな
イメージで使われる言葉??
僕らで言えば僕らは「技術」と言うものを
「商品」に据えている。
その商品価値を高めるために日々努力し
研鑽し学んでる。
で 接客・説明などを僕がこの仕事付いた当時は
「良い接遇 丁寧な説明で自店の
技術や店販商品の
付加価値を高める」
みたいな教育をされて
よく言うたとえ話が
「ただ水をさしだすのではなく
どこどこの水ですと伝えることで
その水の価値は数段上がります」
みたいなのあったよね~
水と言うものの価値を説明を付加することで
より価値を高める。
さて・・
でも今の時代
エビアンの水だ 六甲の水だ
誰々の弟子だ 何とかで覚えたテクニックだ
俺は何十人何百人の前で講習する講師だ
売り上げがあぁだ 予約がこうだ
そんなのを殊更お客さんの頭の上で
自分の想いを宣うのは
俺は
キャラメルフラペチーノが
好きだ!
って言うのと変わらない(笑)
。。。なんでキャラメルフラペチーノが例え??(゚Д゚;)
ゲストの多くは
お前が
キャラメルフラペチーノが
好きかなんて
興味ね~んだよ!
そう言いたいに違いない(笑)
もっと「違う」話や何かを求めてる。
だってその証拠に
美容室での苦痛の上位に必ず
「会話」
が入ってるでしょ?
より良い接客を目指して
楽しい空間・時間を創ろうとしてるハズの
美容業界なのに・・
では「会話」は本当に苦痛なの?
例えばこの方。
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その節は遅い時間にもかかわらず、
パーマにも挑戦して頂きまた
駅までも送って下さりありがとうございました。
あれから3日経ちますが、
ここ何年も経験した事がないくらい髪型については
ご機嫌で過ごしています!
小俣さんのおかげです!
そのお礼が言いたくてこちらにメール致しました。
小俣さんにはとても話しやすかったですし、
美容室でこんなに自分のリクエストを
きちんと組取って頂いた事なかったように思います。
先月別の美容室で髪の長さが短くなってから落ち込んでいましたが、
小俣さんに今の髪型にしてもらってからは、
手入れしやすくていいかもと短くなった事にも逆に感謝です。
教えて頂いた乾かし方も楽しくやっています!
購入したシャンプーとトリートメントもとても良く
私にあっているようです。
髪型一つですが、私にはとても大事な事でした。
その悩みを解決して下さった事本当に感謝しています。
ありがとうございました。
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(ご許可いただいてブログにメール添付させていただいています)
この方は物凄く遠方からオーブに
いらしていただいて
今回と同じお悩みを解決したく
かつては都内から神戸や茨城(゚Д゚;)
ネットにそのお悩みに関して得意ですと
発信してる方のトコに行っては
「。。。。」な状態になり
その多くで
ロクに説明や
その方の悩みや想いを
汲み取ろうとしてもらえなかった
むしろ「俺に任せとけ!」「俺はエキスパートだ」的な
対応で「。。。」になったといいます。
また こんな方も・・
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こんばんわ。
返信遅くなりまして申し訳ありません。
Vol 1.2ありがとうございます!!!
メールマガジンって入ってきたのを見てて思わず
『キターー!』って声に出してしまいました(笑)
なんだかいつくるかドキドキワクワク楽しみになっています。
(催促してるわけではありません汗)
(中略)
しかもこんなに丁寧にわかりやすく、
かつ面白く書いて頂けるなんて。
読んでいると、最初に私のザンバラ髪を診て頂いた時に
『このカットには愛がない!愛がないよ!』
と何度も仰っていたのを思い出すのです。
あれを聞いて、
ああ、この人はお客さんに愛を持って接するプロなんだ
としみじみ思ったのです。
自分の事のように怒ったり困ったり
悩んだりして話を聞いてくれ、
私の質問にもこんなに真摯に回答下さり、
改めて小俣さんの誠実なお人柄に感動しています。
実はザンバラ髪になってからお友達と
一切会わずに1ヶ月以上暮らしていて、
オーブリニューアルをとげてようやく
母子教室や活動に参加する様になりました。
ずっと私が姿を見せなかったので友達から
実家に戻ったのかと思ったw
と言われましたが…
すごい短く髪の毛切ったねいいね!
パーマかけてるの?
巻いてるの?
と、縮毛矯正人生では考えられない
質問をされています。
パーマって…
このワンカールがパーマに見えるんだ…
このスダレと呼ばれた私の髪の毛が!!!ニヤニヤ
今回小俣さんに改めて文章に起こして
書いていただきとても勉強になることばかりで面白いです。
何度も読むと自分がしているつもりだった事でも、
実際は全然出来てない事ばかりであることもわかりました。
(後略)
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この方も 他店での失敗を経て
凄くショックを受け
引きこもってしまい 美容師不信の塊のような
状態になり 引きこもり中に検索をしてたら
僕を見つけてくれ
もしかしたらここなら・・と
相当な遠方から来ていただけ
1年経った今もご来店いただいてます
この方の「失敗」も元をただせば
美容師側がこの方に寄り添わず
俺に任せとけば大丈夫!的に説明もロクにせず
そのクセ、髪を傷ませ のみならず
傷んだから切っちゃおう
大丈夫!内巻きになるように切るからと
見事な外ハネヘアにされ
今までセミロングだった髪を
顎ラインの外ハネボブにされました・・
悲しい思いをさせました。
だから僕はこの方にはこの方専用に
この日以降メールマガジンを書いて
質問や今後について説明や共有をし続け
「終わった後もこんなに質問しても
いいんだ!」
とビックリされていました。
別にこういうメール自慢がしたいんじゃなく
思うんです。。
いわゆる美容室ジプシーの多くの方が
「話を聞いてくれない」
「説明がなかった」
「そんな話初めて聞いた」
いわゆるコミュニケーション不足ですよね
単純に僕らサイドと。
でも「接遇」と言うものを
意識していない店はそうはないし
みな、「会話」はしています。
でもその話・・
仕事の自慢話?行きつけの店?
交友関係?休みの日?
会話の為の会話・・
そう
お前が
キャラメルフラペチーノが
好きかなんて
興味ね~んだよ!
と同じ(笑)
だからよくあるアンケートに
美容室での苦痛上位に
「美容室の会話」
があるんだと思うんです。
要は 要らん会話を接客としている
ましてや椅子に座り動けず
一対一で頭の真上で(笑)
そら苦痛だわ(笑)
でも
本当の会話・・そう言っていいのか分かんないけど
大切な会話っていうのかな?
それはしたい方 聞きたい方・・・
そして何より
「聞いてほしい」方
「向き合ってほしい」方
多い気がします。
大切な会話・・それって
文字にするとニュアンス違うけど
その人を本気で思い 今なすべきコト
「その人を知ろうとすること」
そしてそこから僕らなら「髪」に
ついて共有共感することへの会話
それは「髪」のオーダーというコトではなく
その人そのものへ向き合う事
もちろんその向き合い浮かび上がり共有した
イメージを具現化する「技術」は最重要です
でもどこか「技術」を成す「その為の会話」がある
そう言う想いは間違いでないにしろ
実は僕らサイドはそちらに力点が強すぎて
それを一番価値ある黄金に思ってるけど
お客さんは
私の想いを知ろうとして!
こそ黄金であるんじゃないのか?
その証拠に
2番目に添付させていただいた方は
初めてきた日 長い時間かけて
髪の問題点と想いや悲しみなどを
話した後
「たとえ もう毛先がチリチリになっても
オカシナ状態になっても 小俣さんがやってくれるなら
何でもいいです。
これだけ話を聞いてくれて
これだけ考えてくれて
説明してくれて
私のことをここまで真剣に考えてくれる人なんて
今までいませんでした。
どうでもいい話をしてくるか 俺に任せとけや
無言か・・
だから私、美容室では話すのも嫌だったんです。
本当にこんなに私 自分のコト
こんなに話したの初めてです。
もっと早く知ればよかった もっと早く来ればよかった
小俣さんに出会ってたら・・
だから 小俣さんに出会えて小俣さんが決めたなら
何でも どうなってもOKです!」
この言葉には
僕らが何より力を入れていた
「黄金であるはずの技術」は
どこかその価値をなくしてるよね
それよりかつて「付加価値」とされた
説明や会話が・・
手前みそながら僕と言う人が
「黄金の価値」を持ってると思う
初めての方で僕の技術なんて何一つ
知らないのにすべて委ねるなんて
それが証拠だと思う。
コショウがやがてラーメン屋でかけ放題の
黄金と並ぶもので無くなる様に
タコツボは利休が死ねば
やはりタコツボである様に
僕らが信じていた「価値」とは変化して
色褪せたり 時に無価値になる事もある。
でも・・「黄金」は変わらず「黄金」であるなら
なにが変わらず黄金で在り続けるのか?
様々なモノが進歩し 変化していく世の中で
やっぱり変わらないものがあるとしたら
それは「想いあう事」
人が人である限り
人は人の心を理解しようとすることに
無価値ではいれないと思う。
黄金のように「ここに現物としてない」
ある意味不確かなモノだけど
僕らの求める「黄金」は
それなんだと思う。
その「黄金」に説得力を持たせるのが
「技術」なのかもしれない
ってなわけで
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今日も 良い一日をお互いに!!
ではでは!!
理美容師でお読みいただいた方へ・・
おまけん的
コテパーマ講習
随時お受けしております!
アイロンで作る乾かすだけでキマる
パーマスタイル。
受講料の75%は東日本大震災
復興祈念イベントに使わせていただきます。
詳しくは・・クリック
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お気軽にお申し付け お断りください!
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ご予約は
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orb hair museum
電話 042-782-3055
ご予約優先制
営業時間 8:00~19:00
(パーマ・カラー 18:00まで)
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オーブ ヘア ミュージアム
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神奈川県相模原市緑区原宿4-4-3
☎042-782-3055
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