テクニックという「手の先」にあるもの

僕らが学び、提供する

手先の技術・テクニック　仕事

手先・・「先」ってくらいだから

手の先に「ある」ものがあるのかな？

あるものはなんだろう？

「オカマセ」というカタチでのオーダーが

主なオーブですが　そうはいっても勇気いるよね？

前回ご紹介でいらしていただき二度目の

いつもニコニコ小林さん

前回初めていらした時は

事細かに事前打合せした上で

ヘアスタイルをすり合わせていったけど

今回はどうします？

「え～と～オマカセでいいですか？

　むしろやりづらい？？」

いえいえむしろやりやすい(笑)

実は昨日からイメージしてて

あ～きっと黄色が

ポイントというか

黄色が全体のトーンを

まとめる服で

いらっしゃるな～

で　小林さんの声質とかイメージして

髪型はもう考えてあるんです

でた

憑依型理容師！！

この日暑いから

ハットにストールも巻いてきてらしたんだけど

その全てがイエローがポイント

服の襟ぐりも黄色系

ってなればもうオマカセされたら

イメージした髪形にしていくしかないね～

「でも～長い方が家族は～・・

　結べた方がアツさも楽かな～」

いえ！切ります！決まってるんです(笑)

だって小林さんの気持ちは？

「切りたい～」

でしょ？(笑)

って事で切っちゃいます

カラーに関しては

仕事場で今の毛先の色何か問題は？

「何も言われないです」

カラーの

カウンセリングも終了！(笑)

で

小林さんの髪質や骨格に

合わせるのは言うに及ばず

小林さんの雰囲気に合わせるのを

最大ミッションで切り

カラーもハイライトを入れたり

イエローマット的カラー塗ったりして

アレヤコレヤで

ぶわ～って下から乾かし

完成して写真撮ろうとしたら

あっ小林さん写真OKでしたっけ？

顔が絶対に分からないのだったら

ってんで

顔加工も無粋なんで

加工しないでいいように

アングル考え

人生初の完全オマカセ

出来たのが・・・

ずん！！

ずずん！！

ズバゴン！

面系のボブスタイルに

ハイライトで動きやアクセント

そして来店周期がものすご～く長い💦

小林さんのため伸びてきても染めたとこと

パッキリ色の差が出ないように

ハイライト効果＋根元暗めで染めて

いわゆる「プリン」になりにくいように工夫

こうしておけばストレスかかんないからね。

小林さんもこの仕上がりに初オマカセに

ご満悦(≧▽≦)

ヘアスタイルももちろんだけど

特に「カラー」

これについては様々な「塗り方」があって

それがどういう効果とどういう組み合わせが

あるか　いいか

お客さんにはなかなか分からないでしょ？

単純に染める・・という事だけで言えば

ドラッグストアで買ってきての

ホームカラーと何ら変わらない

でもプロとしてかかわるのなら

そのお一人お一人の色を考えるとかでなく

傷まないとかだけでもなく

その効果や持ち　伸びてきた時

その先まで考慮するのが

自分で染めるのとプロが染めるのの違い

テクニックって思われちゃうかもだけど

テクニックではなく「想い」

僕らの仕事は「手」を使う

「手先の仕事」

まぁ手先が器用って言葉があるように

おそらく　掌の先「指」をさす

言葉なのかもしれないけど

憑依型兼ヒネクレ系理容師としては

そこを掘り下げたい。

手の先にあるものは何だろうね？

指の先にあるものは？

その指を動かすのは

僕は「想い」でありたい。

想いから生まれるモノを

掌から指先に伝えて生み出す

それがテクニックの根幹で

忘れてはいけない事

高度なテクニックあっても

ヒケラカすだけ

アピールするだけ

テメー印つけたいだけ・・

野暮天だね　それは。

いつだってテクニックは想いの中にありたい

お一人お一人をどう理解し

どう考え　どうなって欲しいか・・

その為のテクニックであって

テクの前には想いが必ずあってこそ。

オーブはそこにこだわりたい

手先でなく　手の先にあるもの「想い」にね

だから足りないテクを学ばなきゃ

練習しなきゃ

想いだけではアウトプット出来ないのも

また真なりなんだよね💦