接客の極意

南青山の隠れ家的フレンチレストラン

いつも意外な組み合わせ　そして最高のバランス

そして何よりホールのギャルソンの方の素晴らしい

接客。。それに魅了され記念日はこの店と

決めている　その店であった「ミス」に

学ばせてもらった・・

工夫を凝らした料理・・

畑からニョキリとはえてるような枝豆のチュロスから始まり　

調和をイメージしたセップ茸とコンソメ・

バターナッツカボチャのムーススープ　

生ハムの「泡」を被ったホウレンソウとキノコのソースでいただく

手打ちパスタ　

剣先イカとセロリ　シャインマスカットのサラダ仕立て

青森産ヒラメにごぼうのモシャモシャ揚げをのせて

３種のソースでいただく魚料理

メインはここのスペシャリテ　乳酸菌を与え腸内環境を整え

ストレスの無い放牧で育てた函館産の牛すね肉の煮込み・・

ワインは

僕は日本にまだ入ってきて間もないシャンパンから

やはり最近フランスでも認められた地酒的ワイン

そしてジュヴレ・シャンベルタン・・

とどめに　お店に３本しかない

ラタフィア　ドゥ　シャンパーニュ

これはシャンパンを作ってる人たちが「自分たち用」に

製造しほとんど販売してない入手困難な甘口ワイン

発酵前のシャンパンの果汁にブランデーをくわえて

樽に戻し最低１０か月熟成させるってお酒で

物凄く美味しい。

そんなランチを堪能したんだけど

今回はその話ではなく

その食事中に起きた「ミス」からのお話。。

このレストランは本当に美味しく

そして接客の方が本当にスマートで

素晴らしいサービスをして下さる。

前回行った時には

奥さんは二度目で

通常その月は同じメニューで

構成されるところを

わざわざ内容を僕らのために変えてくれ

何も記念日などと伝えてなかったんだけど

二人の感じから　何かの記念に来たのかと察知して

奥さんをデザートの前に

「デザートは温度にこだわってお出ししたいので

　もう少々お待ちください

　もしもよろければそれまでの間　奥さま

　おトイレなど大丈夫でしょうか？」

食事中にトイレに行く事を勧めるっていう

？？？

なことを言い

奥さんが「じゃぁ・・」って席を立った後

僕のところに来て

「よろしいでしょうか？お見受けしたところ

　なにかに記念日でいらっしゃっていただけた

　のではないですか？」

「えっ？・・あっ・・実はそうなんですけど・・」

ニッコリ笑い

「かしこまりました」

奥さんが戻りしばらくして出てきた

デザートは

通常のデザートではなく急遽作り替え

お祝いのメッセージが。。

そして極甘のデザートワインをプレゼントしてくれました

彼の物腰のスマートさ

行き届いた心配りに感動して

一気にファンになりました

このレストランの料理

シェフの心遣い

そしてサーブしてくれるギャルソンの彼・・

このレストランは完璧なレストランだった

でも・・

接客業にミスは付き物。

完璧は目指すとも残念ながら人は

ミスをする　ミスをしてしまう。。

今回シェフとギャルソンの彼は

一つずつ「ミス」をした。

そのミスの一つはそこそこ大きなものだ。

人によったら結構な確率で

相当怒るだろう。。。

でも　僕らは笑ってしまった。

完璧じゃなくて良かった～とまで言って

平謝りの彼に笑って全然気にしないですよ！って。

どうしてか？？

それは彼が僕はまだ二回　

奥さんは三回だけだけど

その回数の中彼は感動さえする

接客　それは通り一辺倒でなく

こちら側の心に寄り添うサービスを

してくれた。

もしもツンケンしたマニュアル通りの接客を

彼がしてたら僕は怒ったかもしれない

でも笑ってしまった。

彼の本当に真摯な仕事ぶり

ワインの知識　学び方

人への姿勢。。

それを惜しみなくサービスであらわしてくれる

彼の「ミス」を僕は怒る気持ちになんて

なれなかった。

僕らだって当たり前と言っていいのか

ミスをする

技術的にも接客でも対応でも

どうしてもしてしまう。

それを許してもらうためではないけれど

もしもそういう事が起きるとして

それに対して向き合う時

その時の対応の大切さもさることながら

「積み上げていく」

ことの大切さ

毎回毎回毎日毎日一つ一つの仕事をに

真摯に向き合い

日々を積み重ねていく事

そうすれば許してもらえる

受け止めてもらえる　

もらえない

そういう事ではなく

日々愚直に真剣に向き合う事

それがそのようなシリアスな

状況になった時でも

なぜか笑顔が生まれてしまう。。

そんな事も起き得るんだって

今回は学ばせてもらった。

そりゃ残念な気持ちがないわけではない

でも一切不快感はなく

また彼のサービスを受けたい

彼の説明を受けて食事をしたい

彼の空間にワクワクして行きたい・・

「ミス」さえチャーミングさになる

そんな素敵なレストランは・・・

名前書こうと思ったけど

SNSは誰にどう受け取られるか

わからない部分もあるので

ご迷惑にならぬよう名前は秘しますが

興味あればお教えします！

絶対損はない　素晴らしいお店です

お問い合わせくださればメッセ－ジで

お教えしますね！