床屋の僕が女性の髪を切るようになったワケ

 

 

 

これ書いちゃっていいのかな～💦

 

床屋の僕が女性の髪を切るようになったワケ

 

知りたい？？(≧▽≦)

 

 

 

これね～フェイスブック内に

 

その時の子いるからこれ読まれると

 

恥ずかしいんだけど

 

床屋の僕が女性の髪を切れるように

 

なろうとしたのは

 

はい　もうお分かりですね

 

当時の彼女の髪を切ってあげたかったからです！

 

えぇご期待ど~り

 

女がらみの動機ですよ！

 

 

 

でね　床屋さんでね

 

と~ぜん　女性の髪を切るなんて教育はない

 

でも切れるようになりたい！

 

先輩に怒られ　白い目で見られながらも

 

練習したな～

 

教えてなんてもらえないから

 

新美容って業界紙の技術解説のスタイルを

 

とにかくマネして。。

 

 

こんな感じのね　先ずは

 

 

 

で

 

これを人間にやるとさ

 

今なら分かるけど

 

毛流　毛質　骨格・・様々な要因で

 

この通り切ってもこうはならない

 

 

で

 

人間モデルの素敵なヘアスタイルにも

 

そのスタイルの部分部分での

 

長さまで書いてある

 

 

その通り切ってみる。。

 

 

でも

 

上記した通り

 

毛流や骨格　毛質。。様々な要因で

 

同じにならない。。

 

 

でもそんな訳もわからず

 

練習してるんだけど

 

出来る様にならない

 

 

そんな日々を繰り返し

 

誤魔化すようなカットだけが

 

出来るようになった。

 

 

当時はソバージュ全盛で

 

とりあえずきちっと切れなくても

 

パーマきつく巻いて

 

トサカみたいな前髪つくれて

 

ムース揉み込めば形になる　そんなんで

 

女性カットも出来ますよ～なんて言えたけど

 

その後に訪れた

 

柔らかく動く髪の潮流・・

 

基礎力もナンもない僕は

 

当時本当にこう嘯いてた

 

「誤魔化すのもテクニックのうちだよ」

 

・・・最低だね・・

 

 

どう切ればいいのか

 

どう切ったらそういう形になるか？

 

訳もわからず　でも新美容で練習していた

 

 

 

そんな日々を経て

 

僕はオーブを作り

 

そこで新たなスタートを切った。

 

 

 

そんな時　ある「事件」が起きた。。

 

 

 

女性のご新規ゲスト

 

ロングヘアをショートへ大幅なチェンジ

 

僕はドキドキしつつも

 

平静装い切り始める

 

 

 

 

カットって　イメージが

 

頭に出来てない時に切り始めれば

 

最初の第一刀めの「長さの設定」が

 

曖昧　もしくは適当だと

 

全体にそれは影響しちゃう

 

ましてやロングの人の

 

イメージチェンジなんて相当

 

出来上がりがイメージ出来てないと。。

 

 

 

適当にハサミを入れた「それ」は

 

相当短く切ってしまっていた。。

 

あっ。。って思ってももう遅いし

 

そこからのリカバリーなんてする術は

 

何も知らない。。

 

 

しかたなくその切り過ぎた「基準」で

 

切りすすむ　　

 

内心もうヒッチャカメッチャカ

 

元々無いテクニック　知識

 

博打のようにして切っていただけ

 

そんな僕が内心もうパニックに

 

なりながら切り進む

 

 

 

 

「。。。。もうこれ以上切らないで」

 

 

そう言ってその方は

 

タオルやケープを自分で外し

 

たちあがり　レジにお金を置いて

 

帰ってしまった。。

 

カット中の

 

それも滅茶苦茶な髪の状態で。。

 

 

 

呆然とする僕。。

 

本当に今も鮮明の覚えてる

 

あの時ただ立っていた僕。

 

 

ショックでした。

 

それまで「誤魔化すのもテクニックのうち」

 

なんて言って　適当に自分さえ誤魔化して

 

課題を見ようとせず　見てるふりを

 

自分自身で演じて　問題から逃げて

 

正当化して　自分を欺いていた日々

 

 

それが突きつけられたのがショックでなく

 

あの頭で帰られた　帰ることを選択するほどの

 

怒り　悲しみ　辱め　苦痛・・

 

およそ女性が耐えがたい感情を僕はしてしまった

 

恥ずかしかったろうね

 

家に帰るまで

 

家に帰って部屋にいる時

 

別の美容室に行った時

 

恥ずかしかったはず

 

 

 

僕は　恥じをかかせてしまった。

 

 

自分が恥ずかしいとかでなく

 

恥をかかせてしまったことが

 

何とも言えない感情を僕に突きつけてきた

 

 

 

そこから。。

 

その時から

 

「もう誤魔化しはやめた。本気でもう一度

　取り組もう」

 

そこから女性のカットを学び直し

（とは言え基本　本見て、

　カットスクールは１泊２日の大阪を２回だけ）

 

 

 

お陰様で

 

７月は女性比率は４割以上

 

ほぼ５割

 

新規さんの９割は女性

 

なんならご新規で女性美容師さんが

 

パーマかけに来てくださるようになれた。

 

勿論全然今はゴールじゃないけどね。

 

 

 

鍛錬し続けなくちゃいけない

 

何故なら

 

その帰ってしまった「その人」は今でも

 

月に２～３回　オーブ前を歩いてるの

 

絶対店内側を見ずに

 

あの日僕が出来なかったオーダーの

 

ヘアスタイルで　約１５年近く

 

僕の前を歩いていく・・

 

 

 

その姿に気づくたび

 

僕の心は千切れそうになるし

 

その反面　だから練習しようって思う

 

その人は僕に鋭いナイフを刺し続ける

 

刺し続けてくれる

 

その都度心に強く思う

 

 

絶対に来てくれることはない

 

本当に申し訳ありませんでした

 

そしてその感情を　恥じ　を刺し続けてくださり

 

感謝と言っていいかわからないけど

 

そのお陰で　今がありますって。

 

 

 

「あの日」は常に僕の心の相当前に

 

陣取り　僕を刺している

 

だから上手くなりたいのです。

 

 

 

だから僕は床屋でも女性の髪を切る

 

切れる床屋になれたんです。

 

 

 

 

 

えっ？？

 

最初の最初

 

キッカケの元彼女の髪はどうしたか？って

 

その後別れて

 

切ってあげることは叶いませんでした

 

シャンプーしてあげただけ。

 

 

でも

 

もしもこの仕事でいくつかあるうちの

 

夢の一つを問われれば

 

あの子の髪をいつか切りたいな

 

クセが少しあって

 

きっとショートが似合うだろうな

 

あの子のおかげでも

 

僕は今こうしていれるんだよね

 

 

 

 

・・・マジにＦＢで繋がってるから

 

これ読まれたら恥ずかしい(笑)