話すことの大切さ

ご予約のお電話で

「ワタシの癖を活かして・・・」

そう言ったスガさん

でも　髪質を知っている僕は

「ん～～～～難しいかな～」

そう答えて　でもカット枠しか空いてなかったので

カット枠だけのご予約でご来店

そこで僕がしたことは　

「話し合い」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

スガさんの　髪質は

初来店時　ビフォアが

この髪を僕のオリジナル矯正法の

「あまのじゃく式縮毛矯正」で

髪伸びて見える（笑）

そこから　あまのじゃく式をもう一度

半年前にかけて

あまのじゃく式縮毛矯正をかけた人アルアルで

普通の矯正と違い　あまのじゃく式は

自毛の癖と　矯正でつけた癖が

自然に馴染むから

「・・・もしかして、ワタシの癖って

　矯正なしでもイケんぢゃね？？」

そう思うんです。

それは嬉しい反応なんだけど

それでも髪質によっては　活かせる・活かせないや

こうしてくれたら　ここまで切らせてくれたら

整髪料はこれ使えばとか　

来店サイクルが今までより短くてもイイなら

などなど　様々な案件が生まれてきます

そんなこと　細かなコト

ゲストは素人さん　知る余地はない

それは仕方ない

だから大切なのは

「話す事」

で　結末から書けばスガさんは

この日「お話」だけでお帰り頂きました

もちろん　頭ごなしに

「無理だから」ではなく

いろんな疑問や　お持ちの考えをお聞きして

解決策を考え　上記のような

矯正かけなければ　生まれる様々なことを

説明して　スガさんとは

予約のリスケで　

ここから始まる湿気が出る時期は

縮毛矯正で乗り切り

秋口　湿度が収まったら

一度　自毛の癖を活かす

スタイルに挑戦してみる！

そうなりました。

良いアイディアでしょ？(≧▽≦)

えぇ　

この時間の

売り上げはゼロでございます（笑）

でも

「美容室で話だけで帰るなんてはじめて・・

　でも　先が見えて凄く良かったです！」

でしょ？大切でしょ？話す事。

分かんないですモんね！

こうしたい　こうなりたいはあるけど

何をどう注文していいか　

何をどうすれば　そうなるかなんて

そう、こんなブログも書いてあります

声を聞かせて　←click

ブログから抜粋・・

みなさんが　中華屋さんに入って

「チンジャオロース」を食べたいと

オーダーしたとします

そしたら、その店のシェフが

「チンジャオロースですね。

　肉・ピーマンは何ミリ幅に切って

　炒める温度は何度で

　甜面醤は何ｇ？豆鼓は？醤油は？・・」

そう聞かれたら答えられますか？

チンジャオロースは、いうなれば

「ヘアスタイル」

炒める　蒸す　切る　煮る・・それは

美容室で言えば「カット」「パーマ」「カラー」

「縮毛矯正」「トリートメント」・・・

そう、「調理法」

僕らが「メニュー」と

呼んでるものは

調理法であって

あなたが食べたい

料理名ではない。

お客さんから　調理法だけ聞き取るだけの

予約システムで

何が食べたいか？

ようは、どんな髪型になりたいか？

そこはお互い　聞くこともないし

お客さんが告げれる「場」がない

そこに来て「予約枠」という「時間枠」で

カットという「調理法」だけで

どんなヘアスタイルになりたいか？

皆目見当もつかない状態

じゃぁご来店してから　それを話し合えるか？

と言えば　「時間枠」に縛られた状態では

どんなヘアスタイルがいいか　言葉にするのも難しい中

伝わらないと　美容師も「時間枠」があるから

急かす「空気」が・・・

で　イマイチ伝わり合えなきゃ

iPadかヘアカタ渡して

「どれにします？」

でも　それさえどんな「調理法」が必要か分からない

そんな中　必死に選べば

「あ～髪質的にできません」

あ～～！！

なんやねん！！

どないせぇちゅうねん！！

(# ﾟДﾟ)

じゃぁ　おまえが

何が出来るか言うてみぃ！！

そう。。

こんな思いを抱えながら

ヘアサロンに来てらっしゃる方・・

ストレスだよね・・・

ある人に

「ケンさんがそれをいつまで出来るか？

　俺はこう思うんだけどさ・・・」

そう言われて　凄く納得したし

そうだよな～っても思うけど

でも　またやっちゃった（笑）

まぁコレが生き方だから仕方ない（笑）

それより　スガさんが

「先が見えてすごく良かった」

この一言が嬉しくて！！

今夜のビールは旨いだろうな（笑）

orbは　そういう店です(≧▽≦)