技術を売る時代の終焉・・

時代の変化が物凄く激しい時代に

僕らは生まれてきたんだなって最近思う

SFの世界がものすごいスピードで現実化され

人が　そして仕事というモノの在り様が

劇的に変わろうとしている。。

１０年以上前に僕はこういうポスターを観た

さて、問題です。

このポスターは何の広告でしょうか？

分からないよね？

僕も分からなかった。

正解はドッグフードメーカーの広告。

この広告が何を言わんとしているか？

この問題はわかる？？

正解はね

「我が社のドッグフードを食べさせている

　ワンちゃんと暮らす家族はこんなに

　幸せな笑顔に包まれ穏やかな日々が

　訪れます」

って事を言いたい広告なの。

勿論どこにも書いてないし

ドッグフードの写真も

ドッグフードのドの字も書いてない

ただその置いてあるコーナーに掲げた

写真。

次いでこのCMは観たことある人多いよね？

スバルのCM

このCMさ

映ってるフォレスターの機能や性能

魅力　技術の優位性なんて一切言わないでしょ？

これは

「我が社の車をお乗りの家族には　

　こんな素敵な笑顔や愛やストリーが生まれます。」

もっと好意的に言えば

「車と言うものが人にもたらす

　倖せや自由　可能性」

スバルという会社を越えて「車」という

「モノ」が生み出す「コト」の

素敵さを訴えてるんだと思うの。

勿論　さりげな～くアイサイトのカメラが

写り込んで安全性へのすり込みはあるけど(笑)

この二つの会社は

もう「モノ」を売るのではなく

その「モノ」が生んで紡ぐ「コト」を

売ろうとしてるんだよね。

勿論　絶対の「モノ」への信頼と自信が

あったればこそね。

僕らの仕事はどうか？

髪型それを生みだす「技術」

それを極め　追求することが

是とされてきた時代

そこからホスピタリティ　接遇　接客

その場をいかに快適に過ごしてもらうかの

時代があり

快適な髪形が長く続くように

細心の想いを込めてカットしたり

パーマしたりする時代があり。。。

でも・・

上記二社もそうなように

「技術」は高いに越したことない

接遇もイイに越したことはない

長続きするテクや細心さも大切

でも・・

何より大切なのは

その人がオーブならオーブを出て

帰られて　そこからの生活が

どこか華やかで心軽く楽しく

その人の生活背景に生まれる

素敵なストーリーの側にいれる・・

売るのは技術ではなく

髪なんて要素さえ消えてしまうくらい

そこからのその人のストーリーの

一つのファクター。

美味しい料理は

何かが突出せず調和した

マリアージュされたもの

それなのに

このブログのように・・・クリック

話を聞かない理美容師。。

その人の生活背景も

リズムも　時間の使い方

趣味　嗜好　不安　希望。。

そこをすっ飛ばして

ヘアカタ渡して「さぁ選べ！」

その理美容師は何を売るのだろう？

卓越した技術があるのかも知れない

誰が何をどうしても

寝ようがヘビメタLIVEでヘドバン

しまくろうが同じ形に崩れず

スタイリングできる髪を生み出せるのなら

そりゃスゲ～けど　それだって

エスパーでない限りその人の生活背景までは

髪に加味出来ないだろう・・（さりげなく韻(笑)）

いつも書いちゃうけど

僕にはその卓越した技術ってのがない💦

でもお陰様でご新規さんもリピートしていただいてるし

今までの方も皆さんご贔屓にしてもらえてる

じゃぁ卓越した技術がないのにどうして？って

自己分析すれば

向き合い方

そこに尽きる気がする。

そこに甘えたくないよ

だからこそ技術は学ぶし練習もする。

でも　たとえ卓越した技術ってのが

手に入ろうが僕は多分

技術というモノをを売りまくる人には

なりたくない

そこから生まれる「コト」に

それぞれのゲストに生まれる「コト」に

向き合える人でいたい

「これからは〇〇の時代！」

「今はこれがトレンド！」

そういうのがデ～キレェ～な

オジサンは

かように想い仕事をしているのです。

だから　趣味は？って聞いても

お見合いぢゃないからね(笑)

人が人の髪を切る

このカタチの業態は時代が変ろうが

まだまだ残りそうだけど

どういう心持でいるかで

淘汰される「人」は出てくると思う。

最後に

スバルのCMから派生したスペシャルムービー

時間ある方は是非！

あっ！

ちなみに僕　車はスバル派でなく

HONDA派なんで(≧▽≦)

スバル乗った事ね～(;^ω^)