いつだったかな
ある野外でのダンスイベントで
舞う女性の頭上に星が綺麗で
闇夜をその星が気が付けば
流れるように移動していた
その時感じたのが
「時は刻むんではなく
時は流れるんだ」
刻々と切り取るように
進むと言う事もあるんだろうけど
僕には絶え間なく流れる大河のように
闇夜を滑るように音もなく
星を時が流していく
その感覚の方が僕には優しく感じる
断ち切られた想い
失われた夢
その空いた心の穴に
あの日から今も
積み重なり続ける悲しみ
「区切りの10年目」
そんな空気を今月は様々な
媒体で醸すだろう
流れる時の中で
この10年、いつに変わらぬ
オーブヘアミュージアムのこの場所
この場所のように
何も終わってない
何も遠くに流れていない
あの日の雪雲に隠れた星は
まだ中空にある。
深すぎる悲しみと言う愛情を
見つめ続けてる。
そして僕は
変わらず
そのそばにい続けたいと思う
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