髪が紡ぐ物語～ヘアドネーション～寄付はエゴでいい？

「アメリカではドネーションは

　普通な事です」

そう仰ってくださったのは

ブログからのご新規・大野さん

アメリカの大富豪　　例えば株の神様

ウォーレン・バフェットは２８億４０００万ドルもの

金額を２０１５年にしたらしい。

アメリカでは寄付行為にたいしての税制優遇措置が

しっかりしてて

例えば　お金でなくとも慈善団体が

母体のリサイクルショップにいらない洋服を

持ち込めば　買い取り額を

そのまま寄付すれば　明細に

幾らいくら寄付してくれたと書いてくれ

それで税制優遇が受けられる仕組みになっている。

今書いたように多額の寄付や

リサイクルを含めた「寄付」には

節税という部分もあるのだろうけど

マイクロソフト社の創業者ビルゲイツ曰く

「消費には限度があり、

　本当に自分が価値があると思えるものが

　何なのかを、考えなくてはいけない」

まぁアレだけの金ありゃ限度もへったくれも

ありゃしないだろうけど

彼もバフェット共に財団を作り

その財団に資産の相当分を寄付した。

寄付行為は宗教観にも関わるけど

日本では寄付をすることは

どこか隠れてやることが美徳で

結果　それは特別なコトとことさら

敬う形になってる気がします。

確かに素晴らしいんだけど

なんか日本に寄付行為が根付かないのは

「出過ぎたものは善しとしない」

どこか歪んだ平均思想がある気がして・・

話飛び過ぎた(;´･ω･)

そんなアメリカでは

ヘアドネーションなども盛んで

それを体感されてきた大野さんは

ドネーションの為

５年間髪を伸ばしてくださいました

日本帰国後も毛先などメンテナンスで

切りながらもドネーションに向かい伸ばし続け

さて　どこでしようか？と検索して

オーブブログを見つけてくださり

（って相模原　ヘアドネーション　だと

　一番上に来るのですが(笑)）

僕のクソアツいブログもお読みいただいたり

勿論ドネーションブログもお読みいただき

「この人に託したい」

とオーブにいらしていただきました

いつものように先ずはソファでお話。

その中でまだ５か月の赤ちゃんが

いらっしゃるとの事で

結べる長さを残す提案もしましたが

「結べなくても大丈夫です。

　耳にかかればＯＫです」

その意志はしっかりと明確で

「前髪は長くキープで

　それ以外はオマカセします！」

とのことで

僕は

「きっと『可愛い』系に持っていかれがちだけど

　カッコいい　シャープすぎないしクールさが

　お好きですよね？」

「はい　服もワンピースとかでも

　モノクロ系が多いです」

それでイメージはかたまり

早速ドネーションカットを・・

記念すべき第一刀は

大野さん自ら

チョキ―ン☆彡

で

この毛束になりました

責任もって

協会に送らせていただく約束をして

ココからが僕には本番！！

あうコトのないウイッグを贈られる

どっかのガキの事なんざど～でもイイ！

僕には目の前の大野さんの喜びがすべて！

その想いでシャンプーして

イメージしたスタイルに向け切りこむ

途中で乾かす時

オーブ名物「下からぶわ～」を披露！

大野さん笑う(≧▽≦)

そらそうだ！

相当変な乾かし方

でも・・

「本当だそのまま形になってる！？」

ふふふ・・丁寧に乾かすなんて

ナンセンス！雑に乾かして形になる

そこから微調整して

カット終了

でもう一度流して

トリートメント沁みこませ

タオルドライしてドライヤーで

下からブンブン乾かして

ワックスにベビーパウダー混ぜ込んで

アッシュ系カラーの大野さんの髪に

いらない艶感を押さえて出来たのが。。

ずん！！

ずずん！！

ズバ・・

ゴン！！

今回もあえて作り込まず

ブワ～って乾かして

ワシャ～ってワックス付けて

ご自分でやったらこうなるよ～的仕上がりで

この方法を僕にされた方　異口同音に

「これならやれそう🎶」

「試すの楽しみ(≧▽≦)」って

大野さんも　へぇ～～～って感じで

細かくワックスについてや

パウダーのいれる量とか質問してもらい

やる気満々！！

ある意味ヘアドネーションの最大の

難点は「今までと違う髪形」になる事からくる

慣れていない手入れ方法に

対応できるか？？

忙しい朝

大野さんのようにお子さんがいるとかね

生活の中で自分に割ける時間がままならない

そんな方もいるじゃない？

そんな方が　より楽になれて　素敵になれた

そんな想いの贈り物が僕らの出来る

贈り物。

　本当に自分が価値があると思えるものが

　何なのかを、考えなくてはいけない

寄付という行為

ボランティアという行為

それが尊く価値があることだってのは

違く思える

そういう事ではなく

自分の好きなコト　

楽しい事

喜び。。

それに「価値」はあるのだともう

いい意味でエゴイストであり

自己中心であれと僕は思う

ただ・・それが何らかの形で

誰かと分かち合えたり

誰かの喜びに繋がる・・

それに価値を見出し

それを分かち合う事を

「寄付」と呼ぶなら

それこそ最高の

ドネーション＝贈り物

だと思う。

そんなリンクが繋がり回りだす世界を

夢見ています。