髪が紡ぐ物語～ヘアドネーション～似合わせ？似合う？

ヘアドネーションは

長い髪をバッサリ切ることで

生まれる「新しい自分」との

出会いでもあると思うの

その新しい自分との出会いが

違和感なくあたかも

それまでもこの髪型だったんじゃないか？

くらいに似合う。。

皆さんに伸ばした髪を

贈っていただくように

僕らはそんな新しいけど

違和感なく馴染んでいる

でも驚きと喜びがある

似合う髪形を贈りたい。。

本日のゲストはブログからご新規・Kさん。

Kさんはヘアドネーションをしてくださいます。

なんでも、Kさんのお友達の息子さんが

ヘアドネーションをしたらしく

そこから興味を持って伸ばし続け

いよいよその日を迎えます。

男の子のドネーションって珍しいね(≧▽≦)

で

いつものようにソファぁで雑談のような

カウンセリング。

Kさんのお悩みは髪がペタンとしやすくて

今までこう伸ばさない時は

ボブスタイルが多かったそうで

まぁボブだと形によっては

どうしてもフンワリ感と相反しちゃう

ことも無い訳じゃないけど

その辺りをいろんな言葉で話しながら

Kさんのイメージを探る。。

重めのボブにしていた理由も聞いて

でもその理由は今は考えなくてもイイって

分かって

でも難しいスタイリングとかは・・

これはイメチェンする時アルアルで

特にドネーションする方は長い髪の期間が

それこそ長いから　スタイリングする

スキルや　それ以前に

「生活時間」の中に

髪をしっかり濡らすとか

乾かす時間とか長ければ

結べばいいからとそう言う時間が

抜け落ちてしまってる方も多くて

そんな生活習慣とかまで考慮して

スタイルを考えないといけないのね。

そして会話の中で

で

それらを話して最後に

どこかまだ迷う感あるKさんに

「変りたいですか？」

直球の質問したら喰い気味に

「はい！」

「オシ！！！！！！

　あっオシって言っちゃった(笑)」

(≧▽≦)

Kさんのその気持ちを受け止めて

初めてカットブースへ。

そこで初めて髪を触る

昨日も書いたかな？？・・クリック

髪質・骨格から

ヘアデザインを起こすんじゃなく

僕は先ずはその人が笑ってる顔に

似合う髪形をイメージして

そのイメージを持って髪質に

骨格に向き合うの

でないと凄く制約多い思考

マイナス要因に引っ張られて

否定語連発しちゃう理美容師に

なっちゃうから

で

Kさんの髪・・・

これ最高にいい髪じゃん！！

(≧▽≦)

「最高にいいですよ！言われた事ないですか？」

「ないです」

「クセあるからナンのカンのっては

　言われてきたでしょ？」

「はい・・」

「いえいえコレ最高の

　武器になる髪質です！」

「初めて言われました」

で

先ずはドネーション用に取り分け

記念すべき第一刀はKさんが

チョキ―ン☆彡

で

残りの毛束は僕が切らせていただき

Kさんの手元で

ありがとう＆いってらっしゃいの儀式を

で

ここまでは会うことのない

どっかのガキのための時間

ここからが俺には本番！

会う事ないどっかのガキのことなんざ

ど～でもいい！

俺には目の前のKさん

Kさんの笑顔がすべて！！

そこに向かうため

シャンプーして

チョキチョキ切ながら

なぜKさんの髪が最高の武器なのか？

なぜパッカリ分け目が付くのか？

どうしてペチャンコになるのか？

右側のもみあげあたりがうねる訳はなにか？

トリートメントは何故髪を傷めるって僕は言うのか？

どうやって乾かすのか？

タイミングは？

とにかく質問やKさんが疑問に思う事

時に手を止め　身振り手振りで説明し

カット途中に乾かしたら

「・・・恥ずかしいくらいフンワリしてる・・(笑)」

まだまだこんなモンじゃないし

Kさんの髪は魅力がいっぱいです！って

そこからまたその魅力を引き出すために

ハサミを動かしてたら

「今まで　美容室ではチョコチョコ入れ替わったり

　他の人のとこに行ったり　時間の制約あるから

　仕方ないのは分かるんですが・・

　こんなに時間かけて説明してくれて

　答えてくれて　丁寧にしてもらったの

　初めてで。。時間大丈夫なんですか？」

「あっ　全く問題なしです(笑)

　僕卓越したテクないから　

　出来る事ってこれだけなんで

　時間は死ぬほど取ってます(笑)」

なぁ～んて話して

また一回流してトリートメントして

タオルでサッて拭いて

クドイくらい説明しながらブンブン乾かして

Kさんのクセを最大限イイ感じにして

例によって

サロン的仕上がり写真でなく

自分で乾かしただけでのような

まんまのフンワリ仕上げて出来たのがぁ～

ずん！！

ずずん！！

ズバ・・

ゴン！！

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似合わせ　という言葉をよく目にしますが

型にはめこんで

丸顔だからこう　面長だからこう

目が大きいからこう　小さいからこう

首が長いからこう　首が太いからこう

とかも

ヘアスタイルの

作り手として

とっても大事なことなんだけど

仕上がったとき

　鏡に映るその人を見て

直接パッと見て

うわ、めっちゃ似合ってる。

 

 

さらに魅力的になった

 

切りたてなのに

その人らしい。

その人の一部のように

溶け込んでる。

ご自身にも

周りの人からも

心から

そう思ってもらえることが

似合ってるヘアスタイル

 

なんだろ〜なぁ

と思います

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唐突ですが　上記のブログ記事転記は

兵庫県尼崎市の超仲良し

Ciao　←クリック

の美容師さん

陶山理恵ちゃん　（ポンちゃん）

ポンちゃんが言うように

切りたてなのに馴染んでて

似合わせという「型」にはめ込むのではなく

似合うかどうか？で感じたものを

表現して　それを喜びあえること

僕らが目指すのはソコなんですよね。

Kさんも実は

「顔が丸いのが目立たないように・・」

というのを最初に言われてたんですが

正直　それに対する似合わせ理論は分かってます

でもそれにとらわれず　似合う髪　を

考えて切ったスタイルがコレなんですね

で　正直

相当似合ってます(≧▽≦)

そして後付で理論と合わせれば

理論に合致もしてる。

だから似合わない訳がない

お顔隠してるけどこの笑顔みて！

「もはやヘアドネーションしたこと

　忘れてますね(笑)ってドネーションの

　話一切してないし(笑)」

帰り際Kさんからも

Kさんのスマホでも

「２ショット写真いいですか？」って(≧▽≦)

似合わせという理論は意味がない

とは言わないけど

そこに囚われたらスタイルの幅が消えるよね？

だからそこを越えたとこにある

シンプルでいて奥深い

似合う。。

似合う髪作りたいですね！