愛すべき変わり者と愛すべき馬鹿

本気で思うんですが

このオーブブログどれかを

読んでいただき

「あ　コイツに髪を切ってもらおう」

そう思ったアナタは

「変わり者」です

いやマジに(≧▽≦)

そう言う方を僕は心を込めてこう言います

愛すべき変り者！って

本日のゲストは

ブログからこんにちは！の

尾辻さん

ってことは変わり者？？(笑)

(;^ω^)

今日のご予約は「カット＋パーマ」

でね

尾辻さんをお迎えして

いつものようにソファで

初めてだからカウンセリングなんて

ものをするんだけど

聞くのは希望の髪形以前に

尾辻さんの生活の流れ的な事。

変な事聞くな～って思うかもしれないけど

特に女性は朝忙しいでしょ？

メイクに洋服選び　なんなら家事も

その中で髪に割ける「時間」

それがどのくらいあるかで

髪にしてイイこと　しない方がイイこと

可能な事　不可能な事・・

だって今日だけの髪形を僕らは作るんじゃなく

明日からの尾辻さんの暮らしの中に

フィットして無理なく素敵な希望に近い髪型

自分でスタイリングしても出来るように

切るのが仕事じゃん？

だからこの「生活の中の時間」は

絶対確認事項なんだよね～

そんな話をしつつ

僕の脳みそは別の事も考える

尾辻さんのバックや洋服

色使いやスカートの広がり方とか

好きなテイストや趣味を読み取る

それさえ「その人」を語らずも語る

本音なんだよね

で

最期に希望の髪型みたいのが尾辻さんにはあって

その写真を見せてもらう

すると違和感が・・・

尾辻さんから感じる

テイストじゃない・・

そこは心に止めおきつつ

そこから髪の履歴やら聞いたりする

お読みの方も往々にそうだともうけど

意外と時期とか何をいつしたかなんて曖昧でしょ？

でも　ザックリッでもその情報を元に

髪を見ると・・

このストレートな髪

中間～毛先ダメージ多い・・

それもソコソコ

髪の下１/４弱に熱処理毛特有の「硬さ」

これデジパーだな・・

そしてどこかのタイミングで黒染めもしたというし・・

ご予約はパーマ

でもこの髪・・危険な香り・・

そして見せていただいた希望のパーマの感じ

この髪質でなら　あのくらいの揺れ感

カットで作れるな・・・

そんな想いを持ちつつシャンプー・・

髪をスッピンにしてみてみると

デジパーが残ってるし元の癖も少しある

ここで脳みそでは優先順位

尾辻さんの気持ちを考える

僕　最近こう考えるんです

「パーマって予約したけど

　絶対パーマ！って訳じゃなく

　私なりにこういう

　髪型にするためには

　パーマが必要ですかね？」

そういう意味と。

要は素人考えではパーマがいると思うけど

どうですかね？

そして

「いや別に絶対これにしてくれ！

　ではなく　こんな【感じ】です

　こんな【感じ】で　あとは

　私に似あうようにしてください」

そう思ってるんだよね？って

それを尾辻さんに伝えると

「まさにそう！！」

そういうお答え！

で　僕は僕の考えを伝えます

「で　今思うのは見せていただいた程度の

　髪の動きならカットと簡単なスタイリングで

　作れるし　なおかつデジパーが毛先に残ってる

　感じもなくはないです

　なによりダメージがソコソコなんで

　これ以上傷んだら髪に余力無くなるし

　全体を勘案してまずシャンプーしてから

　もう一度考えて　でカットして考えて

　で　どうしてもパーマだねってなったら

　そこで考えましょう。

　だって絶対パーマかけたいわけじゃなくて

　あんな感じに髪が動いてほしい・・だけですもんね

　なんならあのスタイルじゃなく　私に似あう感じの

　揺れ感ある髪型にしたい　が本当のオーダーですよね？」

「はいそうです(≧▽≦)」

こうしてお互いに

何を求めてて

どうしたくて

どういうプロセスで行くか・・

この共有はマストで大切ですよね？

で

シャンプーして見たら

うん　予想通り髪は動くはず

カットがそう言う風に切っていないから

動かないし　長さはあまり変えたくない

尾辻さんの想いも叶えつつ

髪の動きも出せて

朝楽がイイ！の第一願望も叶えられると踏んで

チョキチョキ　要らないとこだけカット

そしてら尾辻さんも

「お～動く！凄い！パーマかけたみたい！！」

「ね！パーマ要らないでしょ？

　・・・これで儲けが減る(笑)」

「ね～だってこれでパーマ分時間空いちゃいますよね」

「でもイイんです　先ずは喜んでもらうのが

　第一だし　要らんことして髪傷めてお金も受けても

　目覚めわりぃし(笑)

　ブログでもよくこういう事書くんですけど

　それを信じて来ていただくのに　来たら金の亡者だった

　じゃうまくないでしょ？言っちまったモンはしょ～がね～　

　って(;^ω^)

　でも　あんだけクセあるブログでよくきましたね～」

「はい　相当クセありますよね(笑)」

「でしょ！？だから僕はいい意味でですよ

　感謝を込めて　僕のブログで来たゲストは

　愛すべき変わり者って呼んでるんです」

「でもそこまでお客さんのこと考えて仕事してるのは

　こっちからすれば愛すべきバカです(笑)」

二人で爆笑(≧▽≦)

で

愛すべきバカが

愛すべき変りモンの願いを叶えようと

朝自分でしたかのように適当に

ドライヤーで下からぶわ～って乾かして

ワックスもしゃもしゃ～ってつけて

尾辻さんが思わず

「雑！！(笑)」

って言うくらい雑にやって

「これなら出来る！楽しそう！」

そう言ってくれた仕上がりが・・・

ずん！！

うぉ～まるでパーマやん！！

プロ的ブロー一切なし！

続いて

ずずん！！

ズバゴン！！

比べると～～

モノが動く時

「摩擦」「圧力」が大きな影響を及ぼす

それは髪も同じ。

僕は今回「摩擦」と「圧力」を与える部分だけを

カットして「空間」を様々な場所に与えたの

それでもう乾かすだけで髪は自由に

ウネウネ動き出して尾辻さんもビックリ

そして最初に感じた尾辻さんが見せてくれた

希望スタイルは実はもっと緩いカールとも

言えない「揺らぎ」だったんだけど

尾辻さんの洋服や感じる感覚（憑依系なんで）

からは　もっと大きく弾む顔周りの

フンワリ感を求めてるって。

で　その空間を空ける位置なんかを

（勝手に）こういう感じにして仕上げたら

「その洋服からならこのくらいのカール・・」

「実は私　今日みたいな服が普段じゃなくて・・」

「えっ！（外したか💦）」

「いえ　いつもはさっきの写真のスタイルが

　似合うような服なんだけど　この春は

　こういう服を着たいな～って思って

　それにあう髪にしたかったんです！

　これこれ！」

「良かった～外したかと思った(笑)」

良くない？

偉い美容師のセンセイは

スタッフがシャンプーして

髪が服につかないようにかける布巻いた後

「さて今日はどうする？」

みたく颯爽と来る人。

でも　そのエライセンセイは　アナタが今日

どんな服着て　どんな気持ちで

何を求めてなんて考えず　見ず

首から上の事しか考えない

身長だって髪型には大きな要素なのに。。

パーマとオーダー入れば

パーマありきで話は進む

本当はパーマかけたらこうなるの？

かけないでもなるの？

そういう「曖昧」な思いなのに。。

愛すべきバカと言われてパーマ分の

売り上げは減ったけど

素晴らしい笑顔をもらえただけで

バカはそういう自分が結構好きなんです