髪が紡ぐ物語〜ヘアドネーション～この体に感動をたくさん見せてあげたい！

僕らは毎日毎日ありがたいことに

様々な人と関わり生きて仕事してる。

毎月来てくれる人

２カ月に一回？

半年ぶり？？

そして初めましての方も

今日のゲスト・ゆきさんもそのお一人

今日出会い　そして今日で暫しお別れ。

こういうブログは「集客」という目的の為

毎日毎日書いてるんだけど

今僕はノープランで書きだしてる

何も構成もオチも考えてない

ゆきさんを書くにあたりインプロゼーション

（即興）で書こうと思う。

彼女との出会いはもしかして令和最初の

大きな出会いな気もする

もちろん髪を切りに来た人　髪を切る人で

あるんだし　彼女はヘアドネーションを

しに来てくれて

僕は彼女の髪を大切に切らせてもらった

 ヘアドネーションって言うのは

いつものように取り分け

バッサリと

ゆきさんは

コンテンポラリーダンスや細密画

そしてヨガ・・

多彩な才能に溢れてる

彼女は「感受性」の塊で

無垢な感性と感情表現

彼女は無限のキャンバスを心に持ってて

そこに毎日毎日時に極彩色

時に無彩色

例え一本の線しか書かなくとも

その線を顕微鏡で覗けば

無限の色彩や景色・・内包してるのものが

時に暴力的にさえ溢れるような

「感受性」を持ってる感じがした。

・・・・・これ読んでて面白いかな(;^ω^)

まぁイイや俺のブログだ(笑)

オーブでのこの時間

まるで彼女は「この場で死ぬ」くらいの

全身でまるで最後の瞬間に弾けるような

今弾けなくては死ねないくらいの感情で

椅子に座ることも

髪を洗われることも

切られることも

変化してく様も

「しあわせだ～！！」

「なんてたのしいんだ～」

「泣きそうだ～！」

「きてよかった～！」

コロコロ変わる表情

目　口　皮膚も筋肉も

全てを使い　ゆきさん　を生きてる

ドネーション後何か考えてます？

その問いに

「何も考えて来なかったけど・・

　無垢に！

　赤ちゃんみたいに！

　坊主にもしたい！」

そんな彼女を僕はこうカットした

僕のヘアドネーション史上

長短幅最大(笑)

その僕の姿に

「まるで水が流れるように体を動かし

　手を動かし切ってましたね～」

。。。水が流れる・・・

こんな歌が僕には贈られたことがある

『Mr.Orbman!』

1人でさ　悲しい顔して　
どこから流れてきたんだい？
頬つたう涙乾くまで　
それまでココにいたらいいさ

水は溜まるよ　流れ流れて


真っ暗で先も見えなくて　
手探りで歩いていたら
水に浮かぶオレンジの家　光刺す緑の扉

鍵は開いてた　羽を休めたいよ
ささやく水たちが名前を教えてくれたよ


Hey!Mr.Orbman　
話を聞いてよ誰にも言えない事なんだ
Hey!Mr.Orbman　
話がしたいよ今まで頑張ってきたんだよ
Hey!Mr.Orbman　うまくいかないよ　
変わりたいんだよどうすればいい？
Hey!Mr.Orbman　泣いてくれるんだね
誰よりも大きな声でさ



遠くまで流してくれるさ　
いつでも飛び込んでおいで
もう随分軽くなっただろう　
形を変えて進もうよ

水が変わるように　流れも変わるよ


遠くまで聞こえる声でさ　
あなたの名前呼んだら
そっと隣で聴こえるように　
私の名を呼んでくれる

優しい声だな　心地いいこの場所から



Hey!Mr.Orbman　一緒に立ち上がろう
水は溜まったよ時は来た
Hey!Mr.Orbman　一緒に転がろう
もう十分泣いたよ　時は来た
Hey!Mr.Orbman　一緒に旅に出よう
丸くなったよ　転がり続ける　
時が来た



遠くまで流してくれるさ　
いつでも飛び込んでお行き
水に浮かぶオレンジの家　光刺すあの扉から


「一緒に行こうよ」　「私は行けないよ」
「その手を伸ばして」「ココを動けないよ」

巡り巡って　またココで繋がろうか


Hey!Mr.Orbman　気持ちが軽いよ
また来れるように目印を
Hey!Mr.Orbman　頭も軽いよ
羽は置いてくよ　目印に
Hey!Mr.Orbman　水のように行くよ　
形変え続けて行くんだ
Hey!Mr.Orbman　生まれ変わったよ
どこまでも広がれる時が来た



遠くまで流してあげるさ
またいつでも帰っておいで

詞：スミアヤコ

実は、まだ聴いたことない歌詞だけしか

知らない幻の曲。

それを彼女に伝えると

彼女は今月から１年間

世界を放浪する旅に出るそうで

タイやフランスや世界一周しながら

「この体にもっとたくさんの

　　　　感動をみせてあげたい」

彼女はそういった。

鳥肌がジワジワたった。

彼女は旅立つ

僕はココに留まる

僕はかつて一生この場で髪を切る人生を

呪った頃がある。

地縛霊のようにこの場所から

動けない自身の人生が

とてつもなく虚しい気がした。

でも・・

この歌にもある様に

僕はこの場で様々な人が来てくれる。

その様々な人の人生の交差点にこの場が

なってると思うようになった。

青信号でそのまま進む人

黄色信号で進むか留まるか迷う人

赤信号で進めない人

右？左？直進？それとも戻る？

進む道に迷う人・・

進むならエールを

迷うなら

その人が抱えた重荷を下ろしたり

何かを加味と一緒に切り落としたり

流したり　気付いたり

そしてこの交差点から旅立ち　

また帰って来れるように

僕はココに居続けるんだ・・

いつしかそのことを

誇りに思えるようになった

帰り際

彼女は

「人生の交差点で

　待っていてください」

うん　待ってる　体に見せた感動を

話てくれる日を楽しみにしてる。

俺もたくさん体に感動をみせておくから！

そうしてお見送りしました。

遠くから届く宇宙の光

街中でつづいてく暮らし

ぼくらの住むこの世界では旅に出る理由があり

誰もみな手をふってはしばし別れる

僕らが人生を旅になぞらえる時

その「理由」は何だろう？

それは

「この体にもっとたくさんの

　　　　感動をみせてあげたい」

僕らの魂は

この体にそれをするために

生まれてきたんじゃないのかな？

遠くに行く事が

どこかに行く事が「旅」ではない

ココで　この場所でも

僕は生きるという「旅」をしている。