縮毛矯正好きな僕が一番燃える時

縮毛矯正の季節です

矯正のご予約本当に多くてありがたいです

でも本当に矯正かけたい？？

本当はかけないでいいなら

かけないでいたくない？

今日はそんなお話です。

ブログをお読みいただき初来店の

田中さんが今回の主人公。

ビフォアは。。。

ない💦

今回田中さんのオーダーは

「縮毛矯正」

ただし、かけるかかけないかは

相談して決めたいとのこと。

つまりご予約枠は４時間はおさえるけど

かけるかどうかは僕が見て

お話聞いて　そこから判断で

カットだけの可能性も含まれる。

これってさお店的には　なかなかですよね？

（あっこのくだり田中さんとも話してるから

　これ書いたからって田中さんがあぁ・・⤵

　ってならないから書いてるのね）

もしかしたら３時間くらい空いちゃうかも

つまりその時間枠売り上げが。。。

でもね

寄りそうだの　喜んでくれりゃイイ！

みたいなブログの書き方してるとね

そう言う要望少なくないの。

経営的に見たらさ・・・・・(ﾟДﾟ;)だけど

ん～僕が思う理想のお店って

やっぱり「長く信頼してもらえる」こと

いろんなお店の形態があって

それじゃ困る

予約枠が無駄になる

数字が・・

それすべて間違いじゃないと思う。

でも僕はそっちを選ばないだけ

得てしてロクに話も聞かず

想いを汲み取らず

その人の気持ちにならず

矯正っていうから矯正・・

みたいな店があるのも事実

その証拠に田中さんも

二言目には「矯正必要」って

言われてきてね

でも大人の白い子退治カラーとの

併用などで　出来るだけ髪に負担かけたくない

人に寄っては当然コストも抑えたい

様々な理由でしたいこと　メニューの

取捨選択を迫られる時

僕ら「プロ」はどこに重きを置き

そのゲストに向き合うか？

それが僕は僕の人生の信念

喜んでもらえりゃそれでいい。

楽しきゃイイじゃん！

それに準じて選んでいる

それだけのコト

で

田中さんとは

髪に付いて席に案内する前に

様々な話をいつものようにしました。

で

田中さんが車から降りられる前から

どう見ても

クセ　イイ感じじゃん

そう思ってたからそれを告げ

そこで生まれる可能性

はたまた生活の中でやってもらいたい事

朝の注意点やかけた時かけない時の

メリットデメリットをお伝えして

お互いに共有して

「じゃぁ先ずシャンプーして髪を

　ちゃんと見て　そこでカットしましょう

　で　カットしてこれは矯正だねとか

　部分でイイねとか　そこで出てきたものに

　その都度対応する方針で行きましょう

　でも・・多分カットだけでいい気がしますよ」

そういう流れを確認しあい

シャンプーして

勿論洗えばクセが出る

でも田中さんのクセはやっぱり

イイ感じに動くとしか思えない

ご希望のひし形ライン・・

これ何処でオーダーしても

そうならなかったらしい(;´･ω･)けど

今回長さは大きくは切らず

ひし形に邪魔な中間部分を

切りこんだだけに近くて

カットより説明や今後の話に

多く時間割いてたな(笑)

一旦ドライしたら

「え～もうこれで帰ってもいいんじゃない！？

　って感じ！！！」

そう驚いていただいて

そこから少しだけ毛量調整して

仕上げ

もう一度流して　トリートメントして

タオルドライでの注意点

乾かすタイミングの確認

何処をどう乾かすかを

一個一個レクチャー。。。

ってようはいつもの

下から乱暴にブンブン乾かすだけだけど(笑)

乾かして　ワックスをモミモミして

出来たのが。。。

ずん！！

ずずん！！

ズバゴン！！

「え～今までこんななったことない！！」

「まるでパーマじゃない！？」

「最高！！」

僕と一緒に学んでる全国の理美容師から観りゃ

あぁ使えるクセじゃんって思うだろうけど(;^ω^)

凄く喜んでいただけて

写真撮影後も

鏡見ながら

「いや～カットだけにしてよかった

　こんなになるなんて

　これ私のクセですよね？？」

本当に喜んでいただけた様子

でも　その喜びが本物かは

明日の朝のご自分でスタイリングされてから

決まること。。だからレクチャーはしっかりします。

さて・・

こうして田中さんは

浮いたお代で(笑)

シャンプーやトリートメント

ワックスもお買い上げいただけたけど

究極お店としては時間が空いてしまった・・

でもね思うの。。

あるゲストが言った

「私たちは髪形に　素敵な髪形に対して

　対価を払うのもそうなんだけど

　その時　その空間にいる心地よさ

　喜び　そして店を出て帰る時の

　高揚感　そしてそれが明日からも続く

　期待感　そして続く満足感。。

　遠くても時間割いてでも

　それらを得たくてお金を支払うのよ」

本当にそう思う。

僕らの仕事の特殊さは

ゲストがその場に何時間かいてくれないと

成立しない仕事。

車の修理やクリーニング

自分はフリーハンドで　何かを預ければ

綺麗になってかえってくるのではなく

その人自身がその場にいてサービスを受ける

思えばある意味　他のサービスより

そこそこ長い時間いただいて仕事するよね。

時間と対価。。その比率というか

在り様の話が時々出るけど

どの視点軸を持つかは正邪はないけど

僕は

誰かの大切な時間を割いてもらい

その時間枠を大切に

・・それは速さでというファクターでなく

いかに喜んでもらうか？

大げさに言やぁ限られたお互いの人生の時間

その時間内をどれだけ

ゲストも僕も楽しめて　

喜びを分かち合えて

そこに生まれる対価を大切にしたい

自分軸ではない視点で考えたいって

常々思う。

だから田中さんが

「矯正やめちゃったから　アレヤコレヤ

　やってお代払わなきゃいけないかな・・」

そう言ったけど

そんなのいらないです(笑)

喜んでもらえたカット代だけで

充分です。

それこそね　僕が思うのは

目指すべきは

そうやって突発的に空いてしまった時間でさえ

キャンセル待ち的に待っていただけるほどの

他のお客さんとの信頼感や絶対感

それくらい僕を必要としてくれるくらいの

僕になる事

矯正を売りにしてる僕が

一番燃えるのは

矯正をやめて自分の髪の可能性を

知ってもらう事

まさにこれこそ真の

あまのじゃく

(≧▽≦)

それが故　空いちゃう時間は

僕が成長して埋めて行きゃいいだけのコト！

それって燃えるよね！？(≧▽≦)