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いよいよ令和って新しい時代も

 

新年でございます

 

 

 

何でも「年賀状」って～のは

 

平安の昔、藤原明衡がまとめた

 

なんとかって文集にあるそうで

 

「春の始めの御悦び、

　貴方に向かってまず祝い申し候」

 

なんてぇ～のが始まりだそうで

 

その頃から同時にお世話になった人の家々を回る

 

「お年始」って習慣も生まれたそうです

 

 

 

 

江戸時代には交際範囲が広くなって

 

「お年始」に行ききれない

 

周りきれない人に向けて

 

年賀状を贈るのが一般化したそうで

 

 

 

今でこそ毎年嵐の桜井君や松潤が

 

「年賀状は心のこもった

 

　新年最初の贈り物」

 

なんていいもしますが 

 

年賀状ってなぁその直接挨拶の面倒を

 

ハガキで何とかしようってしたもんで

 

端からは手抜きのようなもんでございました 

 

 

 

 

「おっなんでぇ～こりゃ？八っつぁんから・・

　年賀状だ？あの野郎字ぃ書けんのか？

　何々？

 

『新年あけましておめでとうございます』

 

だぁ？あの野郎、こんなハガキで挨拶回りの

 

ラク打とうってのかぃ？

 

挨拶てなぁ直接ツラとツラ膝と膝付き合わせて

 

え～旧年中は大変お世話になりました

 

新年も旧年中とかわらぬご厚誼賜りますようって

 

お互ぇ改まって挨拶交わすモンでぇ

 

 新年ウンヌン関係なく　なんであれ挨拶は

 

直接するもんだったけど

 

年賀状ねぇ・・

 

 

まぁそれも新時代ぇって言われりゃ

 

しかたねぇけど

 

旧弊も大概にしねぇといけないのかね

 

正月早々世知辛いもんだね～

 

 

 

（トントントン）お年賀の郵便で～す

 

 

 

 

おっまた年賀状かい

 

おぅ　おっこんなに来たんかい

 

お～駒形のおじさんも年賀状かい

 

こっちは千住の安吉

 

何でぇ　コイツ近所のクセに

 

挨拶こね～つもりかい

 

 

まったくどいつもラクばっかしやがって

 

義理も人情も江戸っ子も落ちたもんだ

 

情けねぇ・・

 

 

 

（ドンドンドン）熊さん！熊さん！

 

 

おっその声は晋三！

 

オメェ～はちゃ～んと

 

挨拶に来たかい！

 

お～入れ入れ！

 

そ～か～オメェはやっぱ

 

友達大切にするヤツだな～

 

そういや花見もオメェちゃんと

 

友達呼んで毎年やってるだけある

 

晋三　オメェだけだ

 

年賀状で楽しようとしねぇのは

 

ささ　へぇれ　入れ

 

何もねぇけど　酒でも飲もうや

 

そうか、そ～か

 

な、晋三だけだ　こうやって挨拶回りしてんなぁ　

 

 

 

「いや熊さん違うんだ。

　オイラ年賀状送れねぇ～んだ

　だって・・」

 

 

  

 

(≧▽≦)

 

 

 

御後がよろしいようで。

 

 

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え～俳句にもこうあります

 

目には青葉

 

山ホトトギス

 

初鰹

 

 

ね

 

 

え～青葉萌え　目を楽しませてくれ

 

山には鳥のさえずりも耳に心地い

 

舌の上にゃ美味しい鰹がって

 

 

良い季節になりました

 

 

でもまぁど～も今年はいけません

 

新型コロナウイルス

 

 

コイツのおかげでまぁ～世の中

 

どうなりますやら

 

そんな昨今ではありますが

 

一つバカバカしいお笑を。。。

 

 

 

（ドンドンドン！！）

 

 

晋三　：御隠居！ご隠居！！ご隠居

　　　　ご～いんきょくん　遊びましょ！

 

 

御隠居：はいはい　誰だい物売りみたいに

　　　　ご隠居御隠居って呼ばわってから・・

　　　　なんだい晋三か

 

 

晋三　：ヘイ！

 

 

御隠居：どうしたんだい？晋三慌てて

 

 

晋三　：いえね！さっき築地にいったら

　　　　人だかりなモンで　

　　　　さては、マスクでも売り出しやがったかって

　　　　覗いてみたら　ご隠居そ～いやぁ

　　　　この季節じゃないですか！

 

 

御隠居：築地でマスクは売らんだろうに

　　　　はて　築地でこの季節と

　　　　なんでしょうね・・

 

 

晋三　：アレですよ！アレ！

 

 

御隠居：もったいぶらずに　お言いなさい

 

 

晋三　：初・・

 

 

御隠居：初音ミク？

 

 

晋三　：違いますよ！なんでご隠居が

　　　　ボカロ知ってんですか

　　　　違いますよこの季節です

　　　　目には・・

 

 

御隠居：目を？

 

 

晋三　：なんでハンムラビ法典なんですか　

　　　　違いますよ　目には青葉　山ホトトギス

　　　　初・・

 

 

御隠居：初音ミク

 

 

晋三　：だからボカロじゃないって

　　　　目には青葉　山ホトトギス　初鰹です

　　　　初鰹ですよ　ご隠居！

 

 

御隠居：おぉ～そうか　もうそんな季節かね

　　　　最近の流行病で、家から出てないから

　　　　季節もなにもわからなかった

 

 

晋三　：そりゃ～もう立派な初鰹で　

　　　　腹回りなんか　ぱんぱんに張って

　　　　ありゃ～脂ものってて　さぞかし旨かろうって

　　　　見物人たちと話してたんでさぁ

 

 

御隠居：そうかい　そうかい　そりゃいい見もの

　　　　して来たね。そうかい初鰹かい

 

 

晋三　：でね、ご隠居。

 

 

御隠居：なんだい晋の字

 

 

晋三　：いえね、こちとら江戸っ子のハシクレとして

 

 

御隠居：お前山口県だろ地元

 

 

晋三　：そう言う個人情報は言いっこなしで

　　　　今まさに江戸っ子として暮らそうと

　　　　しているわけでありまして　

 

　　　　まぁそんなのは置いといて

　　　　ご隠居・・俺　初鰹喰いて～んです

 

 

御隠居：何言ってんだいお前！初鰹が喰いたいって？

　　　　野暮天の田舎もんにゃわからんだろうが

　　　　お前さんが言った

　　　　目には青葉　山ホトトギス　初鰹

　　　　これの本当の意味はね

　　　　青葉観るのも、鳥の音聞くもタダだけど

　　　　口にいれる鰹だけは、銭がいる

　　　　そういう意味なんだよ

 

晋三　：えっ？そうなの

 

 

御隠居：それにお前さん　初鰹に人だかりってんだ

　　　　そりゃおおかた初荷だろう。

　　　　初荷落とすにゃ　吉原の御稚児の水揚げの

　　　　習わしのようにご祝儀はずまにゃ

　　　　江戸中の笑いモンになるよ

 

　　　　初鰹なんざ１本２０万はくだるまいよ

　　　　ご祝儀にその上付けて

　　　　付けた目方が、男が目方てぇのがお江戸の流儀さ

 

 

晋三　：２０の上？？そんなすんの？

 

 

御隠居：値段なんてあってないようなもんさ

　　　　江戸ってぇのは心意気だよ

 

　　　　なんでまた　そんなに初鰹に興味持つんだい？

 

 

晋三　：今まさに丁寧にご説明申し上げる訳でありまして

 

 

御隠居：どっかで聞いた言い回しだね

　　　　説明になってない時よくそう聞くけど

 

 

晋三　：いやさ　オイラ友達いないだろ

　　　　アレヤコレヤくれてやる時はみんな

　　　　晋三　晋三って言うけど

　　　　弱り目の祟り目　最近じゃみんな

　　　　冷たくて。。。

 

 

御隠居：岡山で大学作るだの言ってた友達や

　　　　大阪でアンタのかみさんとスッタモンダしてるのとか

　　　　なんかの教会の連中とか・・

 

　　　　まぁそりゃお前さん　お前さんの今までが

　　　　祟ってんだよ　

 

 

晋三　：だから初鰹ふるまって　みんなをまた・・

 

 

御隠居：感心しないねぇそう言うの・・

 

 

晋三　：２０の上か　舐められちゃなんねぇから

　　　　倍付け４０はのせね～と。。

 

 

御隠居：そんな金ある訳ないだろうに

 

 

晋三　：・・・金・・あっ！特別なんたら給付金が　　　

　　　　おかあの分合わせて２０くるんだ！

 

 

御隠居：お前さん　そういう使い方は・・

 

 

晋三　：いやさ、男の伸るか反るかの買モンだ

　　　　全部使うにして損はねぇ

 

　　　　行くなってった桜観に行ったり

　　　　どっかの神社いったり

　　　　さんざん迷惑かけられてる

　　　　女房にゃ文句言わせね～

　　　　ただあと２０足んねぇ・・

 

　　　　・・・ご隠居金貸して！！

 

 

御隠居：そう来ると思ったよ　晋三

 

　　　　まぁバカバカしいけど

　　　　その馬鹿馬鹿しさも、江戸っ子の大好物の

　　　　江戸の華さ

　　　　でもね晋三　タダでは貸せないよ

 

 

晋三　：え？？

 

 

御隠居：何か質草あるかい？

 

 

晋三　：質にいれんものか・・

 

 

御隠居：あたしも質屋やってる身

　　　　周りのことも考えりゃお前さんだけ

　　　　なんもナシに金　それも２０なんて

　　　　大金差し出せないよ

 

 

晋三　：・・・赤字国債増発するからダメ？

 

 

御隠居：ダメだよ！

 

 

晋三　：・・・あっ！！マスク！！マスクが

　　　　すんげ～余ってんだ、あれは？

　　　　みんなもう要らねえって麻生も菅も　

　　　　みんな付けてくんね～んだ

 

 

御隠居：ダメダメあんな小さくて口しか隠れない　

　　　　不良品の山とコストの合わないマスクなんて

　　　　誰が要るもんかい！

 

 

晋三：持続化給付金も混乱してて出るのまだ先で

　　　初鰹腐っちまうし。。すぐ質草になるもんは・・

　　　そうだ！ご隠居！

　　　ここは江戸の流儀に則って

 

　　　「初鰹は女房を質に入れてでも食え」だ！　　

 

　　　ご隠居　女房を質に入れてその金

　　　魚屋に叩きつけて

　　　カツオのたたきして食うんだ！！

 

 

御隠居：それこそダメだよ

　　　　

　　　　それにお前の女房

　　質いれて

　　鍵かけても

　　すぐにハトヤのCMみたく

　　どっかに逃げちゃう

　　出掛けちゃうじゃぁないかぃ

 

　　ありゃ煮ても焼いても

　　たたいても食えないよ

 

 

　　

御後がよろしいようで。。

 

 

 

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