思えば・・・
「ケンちゃんはいいな・・・」
俺が中学だったかな?
彼はそう呟いた
その声が忘れられない
憧れもあったよね
愛されたかったよね
旅行に行きたかったよね
野球してみたかったよね
食べたいもの食べたかったよね
好きな事 好きなだけしたかったよね
「ケンちゃんはいいな・・・」
の次に続いた言葉
「俺 こんなんだから
すぐ死んじゃうんだ」
でも 本当に差別や偏見
イジメや奇異の目にさらされながら
思い通りいかない人生だったけど
駅員さんやいろんな人に愛されもしたよね
いつも俺の自由を
憧れと羨ましさないまぜの感情の中
それでも
ケンちゃん元気?
いつも気にかけてくれてたね
ありがとう
お疲れ様
そんな人生、52年生きたな
頑張った
ホント
頑張った
生き切ったな
自由に飛んでいけ
いつかまたね
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