さよなら ほやマン

僕が東日本大震災に際し

行動を起こし、でも何をどうしていいか

なんせ初めてだからわからないまま

ただただガムシャラに動いていた2011年

その2011年のちょうど今頃から

「仮設住宅」が建設され、僕はその

仮設住宅がどのようなものかを

見せてもらうため、完成間近の住宅を

見せてもらうため、車で弾丸日帰りで石巻を走り回っていた

そこで気づいたのは

「収納スペース」がないこと

東北の冬はただでさえ寒く

またただのプレハブ建築の簡易住居の

仮設住宅は、寒いのは必定だし

造りも粗く・・

こんな雑な作り。。。

隙間をテープで養生してた・・・

僕は想像した

布団を使うだろうな・・

でも、春にはその布団は使わない

その収納が困るな・・

そうだ！布団圧縮袋を配ろう！！

そう思い、頼まれもしないのに

その時からとにかく圧縮袋を買っては

片っ端から石巻の仮設住宅に配って歩いた

そんな時、僕はのちにすごく仲良くさせてもらうことになる

障がい者支援施設・織音(おりおん)

に出会いました。

出会いましたってか、勝手に押しかけて

「圧縮袋配ってます！必要ないですか？」

・・・強引だったな（笑）

当時・・地震や津波で生活が崩壊している中

あるご家族にとって唯一の収入が

障がいを持ってる子どもさんの織物だけ

そんな現実があることにも触れ

震災弱者、災害弱者の中の最弱になる

障がい者の存在に気づき

これは何かしなくちゃ！と

メインの被災地活動に並行して

個人的に織音に関わり続けてきました

メインの活動が軌道に乗ったのちは

メンバーを連れて

障がい者のみんなが先生

僕らが生徒になり

機織り教室をやってもらい

そのお礼に

僕らが音楽や踊りで一緒に楽しむ

そんな時間を何度もしてきました

コロナ禍が始まりいけなくなってしまい

久しいけど、こんな葉書が届きました

この映画・・当然知っていたけど

まさか織音の施設長の方の息子さんが

監督なんて！！

ハガキ見て驚いたし

思えば。。これも後になって知ったんだけど

織音の理事長は、僕が石巻で音楽イベントする時の

音響を頼んでる方の奥さんで

偶然、本当にただただ走り回り

個別に繋がった「点」が

実はものすごい「縁」で結ばれてた・・・

石巻での出会いは毎回

不思議なくらい必然のような出会いの縁の中に

僕はいる