ど~も~ ケンです!!
夏は動きのあるスタイルがいいよね~
でも パーマ恐怖症の人も多いのも事実・・
おばちゃんパーマになったとか
傷んでしまったとか
かえってスタイリングしにくくなった等々・・
美容師側の技術的な問題
お客様の技術的問題
様々要因が絡んで 上手くいかないんだけど
今回は こんなかけ方でも まるで全体にパーマををかけたように見えて
スタイリングも意外と簡単ってのを狙って
こんなかけ方でいってみました~
モデルは 三樹君!!
伸びてますな・・
オーダーが 立ち上がりとフンワリ感・コロン感のあるパーマ
カラーは赤系の明るい感じ。
で パーマから。
三樹君は少し癖がある乾燥しやすい毛質。
この少し癖があるを利用して
最小限の巻で 最大限のパーマ効果を狙います。
メンズショートの場合 全体にかけすぎると
全体にボリューム出過ぎて ボンバーヘッド化する恐れがあるし
立ち上がりと毛先のコロンとした感じを表現するには
乾いた後にもカール感が残るくらいに
しっかりパーマはかけておきたいからね。
で チョキチョキカットして
軽く量感整えて・・
いよいよロッドオン!!
頭ってね 丸いでしょ
●って言うのは
下図のように・・
でた!またお手製図 見にくくてごめん・・
一点を頂点に定めたら
その両脇は低くなる構造なんだよね。
で これを頭にはめると
下の変な丸に顔のイラストの図になって
顔の中心 鼻を頂点にして
そこから次に来る頂点が 耳少し後ろの部分
これを もう少し細かくして 高低を付けていくと
下の図になるの
この図で分かるかな~。
まっ イメージ掴んでください(懇願)
このピンクの部分は 張っている部分
言い換えれば 目立つ 膨らむ 強調される場所。
ここにパーマをONすると・・
そう パーマ効果がより大きくなる!!
ここに強く書ければ パーマ感は強く感じ
逆に 周りより太いロッドでソフトにかければ
全体がしっかりかかりつつルーズな質感にもなる。
で 三樹君は
自前の癖を「ルーズなパーマの質感」
としてとらえて
そこはかけず 自前の癖を活かす!!
で それ以外の「ピンクの張っているところ」に
しっかりパーマを入れて それで全体にかかっているように
演出する!!!
で、ロッドON!!
こんな感じぃ~
分かりやすくしるし付けると・・
赤い丸の部分が頂点部分
パーマは ノーマルタイプのパワーの薬剤を5分
その後 アルカリ水を2分の2度づけ
これで傷み元凶のパーマ液1剤に髪が触れる時間を
減らして それでも髪の中のたんぱく質を無理なく変形させて
髪の構造を変化させる。
で 髪の中に残留する傷みの原因になる物質を飛躍的に減らす薬付けて5分
その後 2剤をゆっくり効かせて
髪の中の構造を しっかり綺麗に再構築して
ロッドオフして、お流しして
残留アルカリや薬剤残留を極力なくして
傷み防止!
そう!!
なんたらトリートメントや
別料金トリートメントなんていらないの!!
この残留薬剤をいかに無くすか!!
これが最大の
ダメージケア!!
足し算じゃないの!
引き算なの!!
で 三樹君はカラーも所望だから
カラーして
同じように残留薬剤除去して
ばぁぁぁぁと乾かして
ムースをもみ込んで
少しまたドライヤーあてて・・・
ずん!!!
下の写真の赤丸のところが
真ん中の赤丸のパーマ部分。
ピンカール
ここが正面から見ると
スタイルのアウトラインを作るのさ
この写真の部分しか パーマはかけてないけど
ずん!!!!
どう??
結構しっかり全体にパーマっぽくなってるでしょ??(^^)
カットと スライドカットで 髪自体に動きを付けてあるのと
癖を活かしているからね~
でも 巻いてる部分が少ないからって
ダメージレスって嘘は言わない。
僕のパーマ液は液体タイプだから
巻いていない部分にもかかってしまう。
だから 巻いていない部分にもパーマ液の影響は起きてしまう・・
巻いていない分 引っ張られたり 変形するパワーがかかっていないから
巻いてる部分よりは確かにダメージ少ないかもだけど
これをもって ダメージレスパーマって言うのは 僕はしない!!
なんにせよ
パーマは傷む!!
この道理だけは 外せないのね。
これだと 必要以上にパーマの影響で
ボリュームですぎないし
扱いやすいはず。
三樹君 夏休みの旅行先でセット楽しんでね~(^^)
今回はパーマは何でも全部かけるもんじゃぁないんだよ~って話ぃ~!!
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