高校生の時からのお客様。
今は結婚して 別の街へ
でも折々に顔を出してくれる。
かつての子供たちが
成人して
結婚して
家庭を持ち
家族を持ち
それぞれの場所で
それぞれの暮らしをして
時々 顔を出してくれる。
僕はこの店に戻ってきて時
一生ここで暮らし 仕事をし
目の前のガソリンスタンド眺めながら生きていくのかと
ゾッとしたことがある。
でも 今は僕はここに居続けて
僕の店にきてくれた人たちが
様々な暮らしの中で
それぞれの場所に行っても
僕がここに居続けて 時々こうして会えると
「あぁ・・いいもんだな こうして同じ場所に
変わらずに居続けるって」って思える。
居続けることを変えないためには
僕は変わり続けなくてはならない
時代に迎合はしたくはない
偉そうだけど何かに媚びたくもない
自分と言うものを見て 考えて
常に変化し続けながら
ここで変わらず
必要とされる店になりたい。
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